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CUBIUM

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: インディペンデントレーベル
Amazon.co.jpで確認
関連キーワード:ニシヤマヒトミ 曲目:Cubium / Call / All Of You / You Are Not Alone / In The Night Watch / All The Things You Are / Simurgh / Bye For Now / Giraffe's Dance / My Own Secrets
そこらのジャズ・ミュージシャンとはひと味違う。 ★★★★★
西山瞳さんに出会ったのがこのアルバム。
四年近く前に横浜のタワレコの試聴器のキャプション(エンリコ・ピエラヌンツィがどーの、こーのという内容だった)に惹かれて聴いたのが最初だった。

1曲目の表題曲から「おお、ピエラヌンツィ!日本人のジャズ・ピアニストでこんな曲書く人いるんだ!」ととても感心したことを覚えている。
以前からヨーロピアンなサウンドが好きだった僕にとっては、こんな風にヨーロッパ的で硬質なクリスタルのような音に出会えたのが嬉しかったし、
さらにそれをやっているのが、華奢な女性という意外性も含めかなりツボだったのだ。

ただ1曲目はかなりエンリコ色が強い気がするが、他はかなりオリジナリティーが発揮されている。


こういう曲を初めて聴く方には、少しアブストラクトに感じられるかもしれないが、一度メロディー・ラインとコード感を掴んでしまえば、
その独特な音世界の美しさに驚くだろう。

とにかく彼女はコンポーザー・タイプのジャズ・ミュージシャン。
唯一弱点があるとしたら、それはソロのタッチの弱さか。残念ながらキレのある流麗なソロとはいかない。ただ、そのフレーズは独特で、なかなか面白い。


オススメはM-1、2、7、10。

特に2曲目の疾走感とラストの(メセニーの「Wherever You Go」にも通ずる)螺旋を描きながら飛び立っていく感じのコード感(実際は下がりながら
循環してるのかな?)が素晴らしい。


このアルバムを聴いて気に入った方には、ぜひライブに足を運んでいただきたい。
最近の楽曲たちはさらにパワーアップしており本当に美しい曲がたくさんあるからだ。


進化し続ける西山瞳。
そこらのジャズ・ミュージシャンとはひと味違う。
才能に年齢は関係ない ★★★★☆
短三度下降を繰り返しつつも一定の場所に甘んじない「CUBIUM」から
奇怪さと陽気さを持ち合わせる「Giraffe's Dance」まで、初期西山瞳が凝縮されている作品。

聴いて損はないです。
というか、聴かないと損です。

余談。「CUBIUM」の読みが「キュービウム」となっていますが、正しくは「キュービアム」だそうです。
レーベルの不手際であり、西山瞳さん本人に落ち度はありません。
読みに間違いはあっても、音に間違いはありません。

なんつって。
というわけで、自信を持っておすすめします。

補足:最近の西山瞳さんライブをご覧になれば星4つの意味が理解できることと思います。
CUBIUMとの出会い ★★★★★
ジャズを聴き始めてまだ日の浅い頃、2006年の横濱ジャズプロムナードに行った際に、前年度のコンペティション優勝者として西山瞳という名前を知った。ちょうどアルバムがリリースされたばかりで、早速入手して聴いたことをよく覚えている。実はまだ当時、ヨーロピアンジャズなどほとんど聴いたことがなかった。50・60年代アメリカジャズを追っかけてたので、新鮮というよりも同じジャズには感じられないくらいで、正直すぐにはすんなりと耳に入ってこなかったと思う。もし、"In The Night Watch"がアルバムに入っていなければ、そのままスルーをしてしまったかもしれない。ブラシによる徹底したループ。そこに入ってくるベースもまたシンプルなループを刻み、マイナー調の抑えられたピアノが重なっていく。他の9曲と比べたら少し異質な曲かもしれないが、ヒップホップをずっと聴いてきた自分にとっては、この中毒性を感じるビートにすっかりハマってしまいました。西山瞳さんは数多くの曲を作られていて、昨年度は100曲祭りなどのイベントもされていました。残念ながら参加できなかったので、まだ多くの曲を聴いたことがありませんが、以降、ライブ盤を含めて3枚のアルバムを出されていても、"In The Night Watch"がもっとも好きな曲です。いや、西山瞳さんの曲の中でというよりもジャズの中でもかなり好きな"曲"だと思う。演奏だけではなく、その作曲能力的にも素晴らしいなと感じる一枚です。今となっては、どの曲も好きですが、中でも"You Are Not Alone"なんかは色んなものから解放された夜更けにじっくりと目を閉じて聴いていたいと思う美しさ。自主制作盤の『I'm Missing You』に比べるとトリオとしての構成がもっとはっきりしていて、正にピアノトリオとしての奥深い演奏を味わえます。
満を持してのデビュー作 ★★★★★
タイトルトラックは2005年横濱ジャズプロムナード・ジャズコンペティション優勝時のエントリー曲。可能性が凝縮された満を持してのデビュー作。アルバム1枚を通して聴きいてからもう一度1曲目のタイトルトラックに戻ってほしい。きっと初めに見た景色とは違って見えるはずだ。
聴けば聴くほど ★★★★★
スタンダードall of you、all the things、オリジナルのcall cubium〜どれもアレンジがとても良いです。 家など静かな場所で、じっくりハーモニーを聴いてください*

3年近く聴いています(笑