雰囲気を作れるJAZZピアニスト
★★★★☆
聴き手に向け雰囲気を作れるJAZZピアニストだと思います。特にアルバムは個性的な北欧のリズム隊とのセッション。
その中で西山さんの考えるJAZZの世界を表現出来たのでは無いかと思います。
しかし、不満も残ります。
1)Flood、は流暢な流れの中から急にテンポが変わり、あれ?っと思っているうちに曲が終了。印象が掴みずらかった。
2)Al、は無機質さを出すのならもっと、例えばデイブ・ブルーベックぐらい朴訥に演奏しても面白かったのにという感じ
3)Sneaking Around/Hermitageというレイ・ブライアント/パット・メセニーの曲はそのほかの曲の大胆さに比べおとなしい感じでしたし
Hermitageはベースにメロディーを任せたのならもっとベースを生かせばと感じました。
これは2007年の録音ですから西山さんの技量や考え方、聞かせ方にも変化があるでしょうから、このアルバムでの不満点
が必ずしも欠点とはいえないとおもいます。JAZZを楽しみたい人には聴いて損は無いアルバムように思います。西山さんという
ピアニストを初めて聴ましたので、まだ私なかで上手く彼女の雰囲気を消化しきれていな部分も有りますが、”楽しくユニーク
なピアニスト”というのが、私の率直な感想です。
垣間見せる多彩な表情
★★★★☆
激しいという言葉だけではほんの一部も言い表せない「Flood」から
不穏さと優雅さを同時に感じさせる「Innertrip」まで
スタンダード曲もちりばめながら西山瞳のジャズというものを実践している作品。
自信を持ってお勧めします。
ただし、これだけの素晴らしい作品であっても
西山瞳さんの魅力はほんの一部でしかありません。
その意味で、星4つとさせていただきます。
must buy
★★★★★
10曲中7曲がオリジナル曲。バラエティに富み、作曲能力の高さがうかがえる。すべてをオリジナル曲にしてしまわないところは、彼女のジャズへの思いの表れであろう。西山瞳の作品を持っていない人に「どれから買えばいいか?」と尋ねられたら、最初にオススメしたい高クオリティな一枚。
C〜C#〜D
★★★★★
パットメセニーのHermitageを佐藤ハチ恭彦のアルコで聴いたことがあり、素晴らしいなあと思っていた。
CDで聴くとアルコではないので、ちょっとインパクトが弱い。
しかし西山瞳さんのいう「演歌」であることは間違いはない。
ライブでその話しをしたら、C〜C#〜Dのところでしょ、と指摘された。
そのとおりです。
西山瞳さんの曲は、このような劇的な展開が多いので、非常にグサグサ心に刺さってくるのです。
素晴らしい
ほんと天才ですよ
★★★★★
前作CUBIUMに引き続きこれでもか〜の、美しい曲の数々。なんでこんなにいい曲次から次へと作れちゃうんでしょ?ほんと天才ですよ。
リズム陣も前作に引き続きですばらしい、曲の流れを崩すことなくドラムソロもベースソロもバッチリ決めてくれます。
疾走感のある変態リズムの1曲目「Flood」、胸キュンメロディから徐々に盛り上がる「Many Seasons,〜」、「Sakira」以下オリジナルは全て名曲。
ただ「Sneaking Around」だけちょっと違和感があるような、レイ・ブライアントより上を行けてるとはちょっと言いがたいので…。
でも他の曲は全て☆5つなので、総合も☆5つ!