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American Pie―Slice of Life Essays on America and Japan

価格: ¥788
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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著者の人柄が伝わってくるような、暖かいエッセイ集 ★★★★★
Kay Hetherly氏によるエッセイ集のシリーズの第一作。
語数 11,000  YL 4.3

本書は、ラジオの英語講座やアメリカ文化論等の講師として日本に長く滞在して
おられる著者が、平易な英語で日本や故郷のアメリカについて平易な英語で書いた
エッセイ集である。

全部で90ページほどの長さの中に、エッセイが20編収められている。それぞれの
長さは、4ページ弱ほどであり、空いた時間にも細切れで読むことができる。
エッセイの内容は、本書のサブタイトルが示しているように、著者が日本で暮ら
してきた経験を基に、日本の生活において感じたことや、アメリカの生活におけ
る思い出などが中心である。アメリカの中でも、著者はテキサス出身のため、
テキサスに関する記述も豊富であることが特徴的である。

テキサスの思い出の味である"yam"の話、レディーファーストに関する話、
言語学習に関する話、アメリカでの日曜の午前中の過ごし方に関する話、
「帰郷する」という本当の意味の話などなど、実に平易な英語でスラスラと
読めるように配慮されて書かれた本である。
英語自体も、一部のGR(段階別読み物)のような読みにくさや不自然さもない。

類書(といってもいいと思うが)の『My Humorous Japan』や『My Humorous World』
のシリーズに比べ、全体の英文量が少ないこと、ユーモアというよりは、著者の性格
や暖かさが伝わってくるような点が特徴的である。
英語学習用にも、学校のサブリーダー用にも使える本である。
初心者にはうってつけ、とはいえ…。 ★★★★★
多読の一冊として、読みまさた。薄いので、読了して英語の本をよんだって満足感のほしいひとには、おすすめです。

この本の魅力は、さらさらっと読めることだと思うので、立ち読みしたとき、一ページに知らない単語が二つ以下なら、ぜひ読んでみてください。辞書をひきひき、だと魅力半減な気がします。


レベルでいえば、英検二級以上、ibcのラダーシリーズなら、レベル2が辞書なしで八割、意味がわかる程度なら読了できると思います。


私は続編も買う予定です。
こまやかで潤いのある名文 ★★★★★
とても繊細な文章だなぁと思いました。
こまやかで、しっとりとしていて、ウィットにも富んでいて、
すてきなエッセイ集です。

個人的には一番楽しかったのは、著者の故郷テキサスのはなしが
沢山出てくることです。Kay Hetherly さんの文章を通じて
(行ったことのない)テキサスに郷愁をおぼえたほどです。
夏の風情を描いた一篇はわけても、これぞ名随筆というべきで、
しみじみとさせられました。

くにはちがっても、子どものころの時間や季節感そういった
なつかしい風物詩は深く通じ合ってるものなのだと思います。
著者に Thanks! です。
ベトナム戦争を境としたアメリカ社会論 ★★★☆☆
NHKラジオ英会話の元レギュラーゲストで、アメリカ文学や文化、そして日本文化にも造形の深い著者によるアメリカ、日本文化比較のエッセイ。

 善き古きアメリカの象徴としてアメリカンパイなわけで、ベトナム戦争頃に青春を迎えた著者ならではのアメリカ論です。

 結構、簡単で暖かい文章で書かれた本書は、ベトナム戦争を境にしたアメリカ社会を描いているという点でもおもしろいです。

 挿絵も可愛い絵であり、女性向きの本と言えるかもしれません。
親しみやすく読みやすい、平易な英語で書かれたエッセイ ★★★★☆
英語で書かれていますが、洋書ではありません。著者はテキサス出身。日本の大学でアメリカ文学と文化を教えているそうです。

"American Pie" という本のタイトルの意味は最初の方に書かれていますが、"Slice of Life Essays on America and Japan"という副題の方が本書の内容をより具体的に説明していると思います。

全部で20のエッセイが収録されています。90ページ強の量なので、ひとつのエッセイは4−5ページくらい。読む負担は少ない。英語は易しく、かなり読みやすい。フレンドリーな文体で、ところどころユーモアも忍ばせてあります。ひと昔前にちょっと流行った本なので今は古本でお安くたくさん出ています。多読の一冊にするつもりで気軽に買いました。予想よりは面白かったです。サイズが小さくて持ち運びしやすい上に内容も易しい。電車の中で読むのにちょうど手ごろな本です。

個人的には、"Please, I'd rather do it myself"とか、T-shirts や Ladies firstの話、"Question Autority" さらには "You can't go home again" のエッセイなどが特に面白かった。また、最後のエッセイの"One of America's greatest strengths is that people are not afraid to criticize their own society in order to change it."というのは印象に残りました。