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Bayou Country (Dig)

価格: ¥1,139
カテゴリ: CD
ブランド: Fantasy
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   1969年発表の2枚目の作品である。のちにアイク&ティナ・ターナーもカバーする「プラウド・メアリー」が大ヒットし、それまで類を見ない彼らの強烈なギター・サウンドのロックが王道を歩むこととなった。ジョン&トム・フォガティ兄弟を中心に、1967年、カリフォルニアで結成されたC.C.R.(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)は、米国南部原産のブルース、R&B、カントリー、ゴスペルなどを吸収し自らの音楽として昇華させた。これがアメリカン・ロックの土台とも言われており、偉大な功績を残したバンドとの認識もある。(春野丸緒)
アメリカンロックとは何たるかを示した、傑作セカンド! ★★★★★
 しかし、何ですな、ベスト盤を聴いただけでCCRをわかったつもりになり、したり顔でロックを語っていた自分が恥ずかしくなりました。シングルヒットの多い彼らですが、やはりオリジナルアルバムにこそ、その本質ありということを、今更ながら痛感しています。

 (4)以外全てJ・フォガティのオリジナルを揃えた今作で、CCRというバンドのオリジナリティは確立された。それはすなわち、「アメリカンロックとは?」というテーゼに対し、ひとつの“基準”となりうる形が示された、ということなんだと思う。
 “bayou(バイヨー:南部特有の湿地帯のこと)”という言葉の通り、米国南部産のブルースやゴスペル、R&Bにカントリーといったルーツミュージックを、高いレベルで吸収・昇華させた粘っこいグルーブに、「湿地帯、砂埃り、荒れ果てた広野、延々と続くハイウェイ」を想起させる楽曲こそ、このバンドの真骨頂。大ヒット曲(6)だけでは、かえってCCRというバンドの“本質”は見失なわれる。それほどまでに全ての曲が魅力的に鳴り響く。

 ボートラでは、オリジナル(2)の倍近い長さのオルタナテイク(8)も良いが、9分近いインストナンバーにして、泥臭くも熱〜いギター・サウンドが繰り広げられる、フィルモアでのライブ(11)が素晴らしく、この曲だけでも買いだね!

 
貴重なBONUS TRUCKが満載! ★★★★★
 CCRは僕が洋楽を聴くことになった重要なグループでした。リアルタイムでは1970年夏の5thの「Cosmos Factory」が発売されたときだったが、全てのアルバムを買って圧倒的なアメリカンロックサウンドを味わい尽くさせてもらった。その後域度と無くCDは再発されてきたが、魅力的なものは無く我慢をしていた。ところが今回結成40周年(!)記念というメーカーの上手い策略のなかで発売された本シリーズはSHM-CDとなって飛躍的に音質の向上が予想されたことと、ボーナス音源が追加されていることだった。勿論6thまで全て購入した(7thは追加音源無し)。さて、

 本作は1969年2月の2ndアルバムである。彼等の独特な「音」を完成させた傑作ではある。南部の湿地帯や埃っぽい荒野などの光景を空想させてしまう曲つくりは見事の一言だ。Born On The Bayouの歌詞に遠いアメリカを恋焦がれてしまった諸氏は多いだろう。驚くほど良くなりすぎた音に少し違和感も持ってしまったが、迫力満点でこれはこれで素晴らしい企画だ。

 しかし、僕が3回もでんぐり返しをしてしまったのは追加された4曲のBonus Truckである。8は2の別テイクで5分以上の演奏。9、10は場所は違うが3人組になった1971年後半の貴重なライブ。ここまでは良い、普通のボーナストラックだ。さて10だ。これはファンなら垂涎の1969年3月14日Fillmore Westでの貴重なライブ音源だ!。8分48秒の圧倒的なバンド演奏は火傷するほどの熱演で聴いていて失神寸前になった。録音が綺麗なのにも驚いたが、演奏がもの凄く上手いのだ。彼等はシングルヒットを出すだけの柔なロックグループでは無いこと位は十分判っていたが、ここまでしっかり演奏するとは思わなかった。もう降参です。まるでBooker.T,& MG'Sというかアーシーで泥臭い熱演が続く。再発された1st「SuzieQ」にも2曲収録されているので、小出しにしないでドンと完全盤を出してもらえないだろうか?

 オイ!そこの若いの、これを聴けって。おじさん達はナ、こういうのを聴いて育ってきたんだぞ。半端じゃないだろ?これを聴けるまで40年も待ってきたんだぞ!
AMERICA南部への憧憬 ★★★★★
クリーデンスの出世作というか、我々の世代にとってはアメリカの南部を最初に身近にしてくれた作品です。何といってもBorn On The Bayouを最初に聞いた時の不思議な感触は未だに忘れられません。それまでに聞いたことの無いリズムとサウンド、ボーカルもやけに粘っこい感じに私はしびれました。Proud Maryも同様です。歌詞のニューオリ−ンズやミシシッピーにも魅かれました。ここから私のアメリカ南部への憧憬が始まり、THE BANDや ALLMANへののめり込みが始まったのです。そういう意味では私の人生のターニングポイントとなったアルバムです。 
スワンプサウンドの精髄 ★★★★★
あらゆるルーツミュージックを消化しながら、南部の砂ぼこり、あるいは湿地帯、汗ばむ空気などを体現化したロック。素晴らしいバンドの2作目。(1)と(6)が白眉です。(6)は「グリーン・リヴァー」などと共にベトナム戦争を背景にした映画などのバックに流れたりしますし、ロッククラシックの有線でもしばしば流れてくる名曲。(1)は本当にジョン・フォガティぶしで、じわじわと盛り上がってきて、ぐいぐいと歌い上げていく・・・文字通り汗ばむようなテンションで、南部臭が見事に伝わってきます。(彼らは西海岸のバンドでしたけれど、南部出身かと思わされるほどです。)とうぜん星は5つでしょう!