可能性を見ました。
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デジタル化でテレビが変わるという話は良く聞くが、だから放送内容が変わるとは思わない。相変わらず面白くない番組が多い。宣伝されている双方向なやり取りも、テレビ局側に操られている様で、やはり一方向に変わりない。それに対して、この本は、デジタル化で変わっているのは、放送局というよりも、市民の行動の方だということを指摘している。なるほどだと思った。どこまで、今まで視聴者だった市民が能動的発信者に変われるのかは疑問だが、市民による番組の手作りと発信というものは、それ自体が面白さを内包しているのは間違いないだろう。これまで、放送局が独占してきた番組制作を、地域住民や子供たちが継続的にやり始めたときに、一体何が起きてくるのだろうか。とても興味がある。ただ、男性は仕事をもっているので、他の市民運動と同じように、主婦と高齢者が市民放送局の主体となるだろうか。それはそれで、とても意味があるとは思うが・・・。