本書の中では著者ヘレン・ハンフがマークス社にオーダーする本のタイトルを知ることができる。
すべて「安くて美しいもの」という注文つきではありますが、彼女のオーダーする本のタイトルはなかなか魅惑的。学生時代に読んだことのある難しいと倦厭されがちな本のタイトルが、「読んでみたい本」のタイトルに変わって見えるのです。
書物を愛する人のための本とあるのですが、ほんとうにその通り、この本を読めば、ますます本を読みたいというような気持ち、それ以上に、この本に登場する人物達に近づきたいと思ってします一冊です。
へレンとマークス社の人々との温かい手紙の交流には心温まります・・・