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The Dreaming

価格: ¥1,282
カテゴリ: CD
ブランド: Capitol
Amazon.co.jpで確認
   神秘的でシアトリカルな歌唱で知られる孤高の女性シンガー、ケイト・ブッシュの4作目のアルバム。過去3作で独自の世界観を築いてきた彼女だが、その世界観をあえて崩壊させ、自らのありのままの感情を吐露した鬼気迫る作品だ。マルチトラックでヴォーカルのオーヴァーダビングを繰り返しながらも機械的になってしまうことがなく、一人の女としての生のエモーション、時には艶気も感じさせるオーガニックな作風はグイグイと聴き手を引き込んでいく。歌姫だった彼女が女神へと変貌を遂げた瞬間が、このアルバムなのかも知れない。(山崎智之)
内へ向かう狂気 ★★★★★
Kate Bushの音楽は、前期と後期に分かれると思うのですが、これはまさに中間。
前期の、甘く妖精のような声で歌う頃と、後期の、大人の女性の持つ色気が開花した頃と。
この作品は、そのちょうど間の、一番クレイジーな頃かと思います。

まさに、彼女の持つすべてを思いっきりぶつけた、野心作。

可愛らしい声の頃と違い、魂の叫びのような歌声。
メロディーもサウンドも、こだわりにこだわりに抜いています。
歌詞も、人間の本質に向かい、内へ内へと突き進んで、そして突き止めた彼女なりの真実を書き綴ったかのよう。


5.「Leave It Open」はもう、神です。
彼女に何かが乗り移ってるとしか思えない。
この曲だけでもこのCDを購入した価値はあります。
こんな曲を作れるアーティストがいたなんて、と思わずにはいられません。


あとは、7. 「Night of the Swallow」。
この通りの情景が、頭の中に綺麗に浮かんできます。
力強い歌声と、幻想的で美しい情景とがうまくミックスされた名曲です。


全体的に、前期の可愛らしさや後期の官能的な女らしさとは違って、万人受けはしないと思います。
聴く人を選ぶアルバムであることには変わりないのですが、好きな人は大好きなはず。


生命力や力強さに溢れ、怖いくらいに彼女のすべてがつまっているのはこのアルバム。
彼女の中では、一番完成度も高く、最も評価されるべきアルバムだと思います。
ロック史に残る傑作 ★★★★★
紙ジャケでリイシューされたのを改めて購入。
KATE BUSHのアルバムの中でも唯一好きな作品、生涯マイベスト5に入るくらいすばらしい作品です。
プログレッシヴでサイケデリック。なぜか泣けてきます。
何度聞いても飽きない!
セルフ・プロデュースによる極限の作品 ★★★★★
82年発表の4作目。初のセルフ・プロデュース作であり、最大で72トラックの録音からなる曲も収録されたある意味で“行き過ぎた”極限の作品である。レコーディングに15ヶ月、トラック・ダウンに一ヶ月を要し、製作途中でケイト自身も一旦、製作を取り止めてしまうほどの苦悩の作品であり、前作とは一変した重苦しい雰囲気が漂っている。1.からして前作のメロディアスな作風からリズムを重視したものに変わっており、鬼気迫るようなヴォーカルが恐ろしいくらいだ。(プロモもぶっ飛んでいた) 2.は2ndの雰囲気を持ったオペラっぽい曲。全面に出たヴォーカル・ワークとバックを締めるオーケストレーションが素晴しい比較的ポップな曲。3.は従来通りのメロディアスな曲だが、クリアなヴォーカル・ワークは従来のサウンドを軽く飛び越えている。4.は中国風のコーラスが印象的なワルツ?っぽい曲。5.は変調したヴォーカルにロリータっぽいバック・コーラスが導入される曲。少しだけアチラの世界が見える・・・という表現は正しいのか?否か?
膨大なトラック数と制作時間をかけてはいるが、サウンドは非常にシンプルに聞こえており、あくまでも主役はヴォーカル。いわゆるセルフ・プロデュースとは思えない完成度の高い仕上がりになっているが、アーチスティックな作風であり、親しみやすさは一気に後退している。しかしながら彼女でしか作り得ない一世一代の名作とは言えるだろう。文明社会の警告とも捕らえられるタイトル曲や輪廻転生という永遠の愛と人間の限り無い欲望を扱った8.など詩的表現も際立っている。
参加メンバーはお馴染みのアンドリュー・パウエル(k)、イアン・ベアーンソン(g)、スチュワート・エリオット(g)などに加えてジェフリー・ダウンズ(k)なども参加している。美しいジャケットも魅力的。
いい加減に ★★★★★
ケイトを心から愛するものとして、この作品を狂ってるとか狂気的とかいうのはもうやめてほしい。
このころのインタビューをみても明らかにケイトは自分自身をコントロールしているし、精神的におかしかったらここまで徹底的にサウンドを作りこんだりできないと思う。
ケイトは魂を削って削って、この作品を作り上げた。
この感情の起伏の激しさにはじめは違和感を感じるかもしれないけど、何回も何回も聴いたらこのアルバムを一人の女性が作り上げたということに驚愕すると思う。
血の通った、心からの魂の叫びを聞いてください。
まさに天才だと思います ★★★★☆
私はまだ高校生なので、Kateがアイドルのように扱われていたときのことは知らないのですが、父親が大ファンなので小さい頃からKateワールドに囲まれていました。いくつかの曲ははっきりいって狂気が感じられるほどの迫力。天使のように美しい声で歌い、またあるときは魔女のようにものすごい声で歌っていて、こんな声を操ってここまで芸術的な作品を作れる彼女はまさに妖精。かなり古いアルバムなのに、とても新鮮です。
こんなアルバムを作り出せるのはこの世にKateしかいないと思っています。多くの人が彼女の音楽に触発されて、たくさんカバーしているけれど、他の追随を許さない存在感。
私は彼女のアルバムの中で一番このアルバムが好きです。