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死をポケットに入れて (河出文庫)

価格: ¥714
カテゴリ: 文庫
ブランド: 河出書房新社
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多分かっこいい老人なのだろうし,そうありたいと思う ★★★☆☆
ヴィレッジヴァンガードで平積みされてたのを購入。
多分とっても面白いんだと思うけど,翻訳モノが苦手。

72歳ぐらいで書いた日記というかエッセイ。
当時マッキントッシュを導入して日記を書いているブコウスキーの姿が思い浮かぶ。競馬通いや酒ばっかり飲んでる姿も。
多分かっこいい老人なのだろうし,そうありたいと思う。

でも,翻訳モノが苦手。これは自分の責任だけれど惜しい。
詩人ブコウスキー ★★★★☆
やはり「町で一番の美女」が一番良い作品であることはまちがいない。
ただ、ブコウスキー好きを周りに言いたい人には受け無い作品かもしれません。

むしろ、あまり人には言いたくないがブコウスキーに関心がある人にはもってこいだと思います。
老いという中でつっぱりながらも、弱さを否定することもない強さ=ありのままをさらけだした文章が好感をもてます。
改めて、ブコウスキーは小説家ではなく詩人であること。
文章より言葉を大事にしているひとだというかわいさを感じます。


変わらなかったBUK読む前から星5つ ★★★★★
本を読むと91年から93年までを日記風に綴っている。あくまでも風である。94年3月9日に亡くなるのでブコウスキーの生まれてから死ぬまで変わらなかった世間を見る目の一貫性を確認できる重要な本である。ブクの生活に酒、競馬、女、労働者、そしてダム(ウソですこれは詩人と女たちに一度出てきただけでした)は欠かせないが、晩年はそこにコンピュータが加わっているようだ。この本はブラック・スパロウプレスのジョン・マーティンの提案によってMacでつけ始めた日記にブコウスキーのその日の出来事をロバート・クラムの絵(カラーじゃない)を一日一枚ペアで全部で33日分集めたものである。
内容に関しては先に書いたように一貫したブコウスキーの考察がつまっているので、この本に限らず他のブコウスキーの本のレビュー(他のでもよいと言うのがミソ。どう考えてもいつものブコウスキーです。今更新しく書くことなんて見当たらないし)を参考にしてもいいと思う。(褒めてるんですよ)
晩年のブコウスキー作品は中身も濃くて豊作だったようだ92年6月23日12:34AMにこんなことを言っている「わたしは恐らくこの二年間で、これまでの人生のどの時期よりも、より多く、よりいいものを書いている。五十年以上も書き続けて、ようやく真に書いているという状態まであと一歩というところに辿り着けたかのようだ」まったくそのとおり。(日本で晩年の作品は数冊しか出てないが読まなくても分る)読む前から星5つなのは分かってましたが、ほんと、小説はブコウスキーだけ読んでればいいんだなと思わせます。

ああ強制的にみんなに読ませたい・・・。

書くことに誠実であること。 ★★★★★
猥雑で感傷的で活動的で退嬰的で……ブコウスキーはいくつもの印象を読み手に同時に抱かせる稀有な作家だが、作品の底には、書くことに対する誠実さがしっかりと横たわっている。この作品は、そんな彼の思いが、何も飾らず表現されている。いや、ブコウスキーはどの作品でも決して飾ったりはしなかった。どれだけへべれけになった自分を書こうが、絶対に作品でふざけることはしなかった。この作品は、一見シンプルで軽やかだが(もちろん、密度が低いわけではない)、本当に信じているもの――言葉と、生きて死ぬこと――を曝け出すことを恐れない彼だからこそ書けた作品だと言えるだろう。クラムの挿絵も美しい。
ブコウスキーのように「死をポケットに入れて」いる作家が他にどれだけいるだろうか?
「死に向かう」ということ ★★★★★
人é-"の最大のテーマのひとつである「死」に、ãƒ-コウスキーなりの観点から書かれた作å"ã€‚æ-¥è¨˜ã¨ã„う形式ã‚'å-っているが、すべてひとつの意図のもとに書かれている以上、個人的には「作å"ã€ã¨å'¼ã‚"でã-まいたい。「死」ã‚'テーマにã-た作å"ã§ã¯ã€Žç©'掘りå...¬çˆµã€ã¨ä¸¦ã‚"で胸の詰まる作å"ã ã£ãŸã€‚

ちょうど『ãƒ'ルãƒ-』ã‚'執筆中だった頃とカãƒ-っている部分もあるようだが、両作でãƒ-コウスキーが見せる精神的な不安定さは、やはりどうã-ても切ない。それまでずっとツッãƒ'ってきたのに、孤独や死に対ã-て、晩å¹'にはã'っã"う弱æ°-なã"とã‚'書いていたりする。「それでも俺はã"うとã-かç"Ÿãã‚‰ã‚Œã­ã‡ã‚"だ」みたいなæ°-概ã"そ、多くの読è€...ã‚'惹きつã'る彼のé­...力だと言えるのだろうが、やはり彼も作家である。「書くまい」と思ã!£ã¦ã„れば、弱音など書くはずがない。やはり、人é-"とã-ての自分について、晩å¹'には多くã‚'考えたのだろう。そういう空虚さや、リアルな感æƒ...のうねりが、どろどろã-つつも美ã-いã"の本の読みどã"ろだと、個人的にではあるが思う。