一粒の麦を読んで
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最近神渡良平さんと小林正観さんの対談を興味深く読ませて頂き、丸山敏雄先生の倫理を学んでおりましたので、この本も読みたいと思い購入しました。丸山敏雄先生のことをここまで理解して書いていらっしゃることには本当に驚きでした。まさに神がかりのように思いました。
戦前戦後の日本の精神思想の流れがよくわかります
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以前より、朝起き会に興味があり、丸山先生の著書は何冊が読んでおりましたが、その著書の原点となる、丸山先生の生涯が克明に綴られており、一気に読み上げました。まるで、テレビドラマか映画を見ているような、波乱万丈の人生で、途中で、何度となく、熱い涙がこみあげてきました。また、丸山先生の生き方や考え方をそのままに、のりうつったように、情熱をこめて、筆をとられたであろう、著者の神渡氏に大きな拍手を送りたいと思います。精神修養、神道、宗教などに興味のある方は、ぜひ一読されたら思います。
朝起き会の偽りが証明された
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真剣に倫理の道を歩んできた倫理研究所、ここから分派した実践倫理宏正会(朝起き会)。後者の会長は、会友に嘘の略歴を信じさせ、倫研の著作そっくりなものを出版、会の活動も真似て60年。会友は文部科学省の機関だと倍加で会友を増やし、強引な頒布活動で顰蹙買う。捨て育てまでして、子供の学校行事まで無視して、会に時間と財産を捧げる。会長職も親子3代の世襲、あまりに贅沢な生活ぶり、政治家との癒着と、おおよそ「倫理」を口にすることも憚るべき集団。丸山氏らの真摯な活動の横で私腹を肥やす偽善団体。この会が公に批判され、解散の道を辿ることを祈る。