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富良野風話

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 理論社
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自然とは何かを問うエッセイ ★★★★☆
 本書は倉本聰の最新エッセイ集。北海道富良野を中心とした自然や社会に対する 提言などが書かれていますが、改めて自然とは何か、消費文化に対する批評、環境 問題……と、考えさせられるところが多かったです。今までのエッセイ同様に読み やすく、しっかりとした意見が書かれていますが、北海道に住んでいるからこそ感

じる部分では共感するところも多く、現代に何が必要かを問いただす内容です。

街は人で作られるもの……と実感 ★★★☆☆
 この売れっこシナリオライターももう60を過ぎて、すっかり頑固親父になった印象。世に対する怒り、田舎や農村への愛情。理不尽なものへの反抗。若い頃からこの頑 固さは持っていたのかもしれないけれど、マイナーとは言え表現する場所を得て、この親父は多くの肚の内を割って話しているように見える。

 富良野塾やTV局のことなど、脚本家倉本聰への興味もさながら、内容的にもなかなか興味の尽きない内容。ぼくとしては富良野へ行く機会も多く、富良野という街を観光 の部分を全面的に除いてという条件つきであるが、大変に気に入っている。知り合いも増えた。街は人で形成されているということがよくわかる場所でもある。

 倉本聰自身、今の富良野の観光化を見ていると自分の作品の影響による功罪についても悩むところ大ありのようである。