インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

倶楽部亀坪

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 扶桑社
Amazon.co.jpで確認
坪内祐三もいい加減だ ★☆☆☆☆
 坪内は本書の21ページで「こないだ、若い女性ライターの人が書いた本を読んでたら、『神保町には七四、五年まで都電が走っていて……』みたいに書いてあってさ。何を言ってるんだよ、と」と発言し、また、255ページで「小倉千加子先生が、(中略)トンチンカンなことを書いてましたけどね」と言っている。
 事ほど左様に坪内は他人に対して厳しい。しかしながら当の本人が次のように言っているのを読むと、失笑を禁じえない。中村雄二郎について「彼は東大の哲学科を出てTBSラジオに勤めるんです」(150ページ)と。中村雄二郎が勤務していたのは文化放送である。坪内こそ「何を言ってるんだよ」であり、「トンチンカン」なのではないか。他人を厳しく批判するわりには、坪内は脇が甘いと言わざるを得ない。また本書の初出は雑誌であるにも拘わらず、単行本でこのような間違いが見られるのは、坪内にその間違いを指摘する人間が周囲にいなかったからではないか。坪内は自らの人徳のなさを思い知るがいい。