横森さんの育児エッセイは、とても楽しく読ませて頂いております。
この本も面白いです。

内容的には「お受験」の参考にはまったくならないですね。
もちろんそのつもりもないと思いますし、ご自分でも指摘していましたが、親として「娘のお受験に挑む」心構えがなく、読み進めていくうちに首をかしげることばかり。
真剣にお受験に向けて頑張ってる人には反感を買うか、鼻先で笑われてしまう感があるのではと。

もちろん、エンターテイメントとしてはとても面白いですし、良くも悪くも横森さんらしいです。

インターに通わせていたウリちゃんが、国立小学校を受験するお話です。
なぜ小学校もインターに通わせないのかと疑問に思ってましたが、
読んで納得しました。

また、著者はかなり大雑把な性格のようで、
いわゆるお受験に熱心な優等生ママさん達の中で浮いてしまったり、
塾の先生にちょっとした嫌味（？）を言われても気にしないで、
わが道を行くというマイペースなところが、なんとも言えず面白かったです。

満員電車の通勤時に読んでいましたが、時を忘れるぐらい面白かった。国私立小学校の受験そのものの情報を知りたい人には向かないとは思うが、筆者の体験した、いわゆる「お受験」の日々を読むと、また違った角度からとらえることができて、お受験に悩む人には息抜きになるかも。お受験後の筆者による最後の総括が一番印象に残った。