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敵意〈上〉

価格: ¥1,050
カテゴリ: 単行本
ブランド: アカデミー出版
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娯楽小説と割り切って読めば面白い ★★★★☆
性的虐待から父親を殺し、服役後も数奇な運命に弄ばれるが、愛する男性に出会い幸福な家庭を築き上げる。しかし、結婚相手が上院議員となったため、過去を中傷する悪意の前にヒロインは…といった、いかにも人気作家が書きそうな話である。以前に読んだ彼女の作品、「The Long Road Home」も母親による幼児虐待を扱ったものだったが、DVやアビューズの本家本元である米国の家庭事情が窺われる話だ。結婚相手は下院議員(congress man)から上院議員(senator)へ出馬する。「下院議員と違って、上院議員となると羨望と嫉妬が云々」ということで、ヒロインへの中傷が始まるのだが、日本の参議院と衆議院の感覚とは異なっているようで、このあたりも、米国事情の勉強となった。
本当に大切なものは何? ★★★★☆
グレースは13歳の頃から、父親からの虐待を受けており、それは母親の葬式の夜でさえ続くのでした。一発の銃声が響く中、グレースの手にはいつの間にか拳銃が握られており、傍らには血にまみれた父親の姿が…。この物語の主題は女性・児童虐待と、あることないことをでっちあげるマスコミへの批判で、私たちでもうなずける点の多い作品です。メディアから情報を得て生活をしている私たちですが、この作品ではメディアに依存するあまり真実を見失っている現代人への風刺ともいえるでしょう。いろいろ考えさせられる1冊です。