フォロウウィル3兄弟と、その従兄弟の4人からなるテネシーの4人組キングス・オブ・レオンのデビュー・アルバム。髭と長髪の、まるで70年代のサザン・ロック・バンドを思わせるルックスは、彼らの平均年齢が21歳と聞けば、その衝撃度はさらに増すはず。で、やっている音楽はと言えば、サザン・ロックとカントリーをブレンドしたような土臭いロックンロール。確かにレイドバックしたようなところもあるけれど、パンクと言うか、ガレージっぽい性急さも合わせ持っているところが、70年代のサザン・ロック・バンドとの決定的な違いだ。それが単に技術の問題なのかどうかは、その答えは次作を待たなければわからないけれど、ロックンロール・リバイバルの枠を越えて、大化けしそうな予感は確かにある。(山口智男)
GOOD!!
★★★★☆
デヴュー作とあって、現在の音とは少し楽器がかわっていたのかと思います。これはシンプルに力強いソウルロックといった感じでしょうか。
アメリカンロック好きなら是非一度は聞いてみてください
平均年齢21歳てほんま?
★★★★☆
ちまたでうわさの彼らのアルバム。ゴスペル一家で育ったとライナーにあったが、どんな環境で育ったら、こんな歳で、こんな音を出して、こんな風貌になるのだろうと思った。ボーカルの声、メロディは、渋いおっさんサザンロックのもの。そこに思いっきり乾いたバックの演奏。若さが見えるのは、疾走感と荒さ。いまどきこんな音を出すのは、超頑固者か、相当計算高いのか?荒野とか、ホコリっぽい情景を思い起こすサウンドは、誰かに似ているようで、案外似ていないのかも。ふとストーンズのメインストリートのならずものを思い出しました。彼らの今後に注目。
地味ともいえる
★★★★★
映画の七十年代のシーンでかかってそうな雰囲気。
すごく新鮮でかっこいいアルバム。彼らは最近のロックミュージシャンから何かいい意味で独立した空気をもっています、何か過去の偉大なミュージシャンを何気なしにはじめて聴いたときの感覚に近い物を感じました。
アメリカで注目の新人
★★★★★
某音楽番組で彼ら曲を聞いただけで、思わず予約してしまいました。番組ナビゲーター(ラジオでロック専門の番組を持っている人)の一押し、アメリカでもローリングストーン誌で大々的に取り上げられるなど、注目度大です。テネシー州出身の彼らのサウンドは少し泥臭くて、昔のストーンズを髣髴とさせるような硬派な音。ガレージ、パンク、カントリーのミックスで、近頃流行りのポップパンクとは一線を隔す渋さが売りです(あ、でも、元気の出るポップパンクも大好きですよ。)。ファズのかかったギター音に弱い私は、完璧に彼らの音に「やられて」しまいました。今後の活躍も期待されるという事で、☆5つとさせて頂きます。