技術者やマネージャに必要な心構えを知る
★★★★★
Joel氏はほとんど商用アプリケーションの開発に携わってきた人物です。
自分のような社内システム開発を中心にやってきた立場からすると、随所で「結構視点が違うもんだな〜」と思いました。
違う世界が覗けたみたいで勉強になりました。
筆者のブログがソースとなっているせいか、ちょっと主観性が強いように思える内容も多く、かなり批判的なこともズバズバと書いています。
すべての内容を鵜呑みにするのはちょっと危険な気もしますが、それでもJoel氏のキャリアや豊富な経験を考えると内容には説得力があり、読む価値は十分あると思います。
ピープルウエアやソフトウェア開発201の鉄則のように、技術者やマネージャとしての心構えを勉強したり、開発チームのあるべき文化について学ぶのには非常に良い本だと思います。
会社のみんなに読ませたい
★★★★★
すばらしい。
細かく見ていけば不満点もないわけではないが、全体的に見たとき、これほど(いろんな意味で)面白く示唆に富んだエッセイはなかなかない。しかも、自分の知識が増えるほどに面白くなることは請け合いだ。思い当たる節が諸所にあるのも、面白さを倍加させる。
日本の風潮と合わないために採用は難しいが、「読みたくなる仕様書」は心底書きたいと思う。
電車など、公共の場で読む場合は注意。噴き出して奇異な目で見られても自己責任で。
お気に入りの本です
★★★★☆
プログラマーなら気楽に読めるし、ユーモア満載でとにかく面白い本です。
決してかたっくるしい本ではないけれど、色々興味深い話題もありますよ。
joelonsoftware.comのサイトに掲載されていて本に収録されていない記事も多いので、ぜひ改訂版を出してほしいです。
本当のソフト開発を本当の意味でわかってもらうのにいい本
★★★★★
ソフト開発に携わっていながら、本当の意味でわかっていない人によんでもらいたい本です。泥臭さを本当の意味で理解し、考えようとする気がある人には、納得できる内容ばかりです。
なお、本書には、随所にいろいろな情報がちりばめられています。
新入社員だけでなく、日ごろなんとなくソフト開発している人に、お勧めかもしれません。
個人的には、自分たちのソフト開発チームに参加する方全員に、よんでもらう予定です。
楽しい
★★★★☆
プロジェクト管理に関する45のエッセイを人気Webブログサイト「Joel on Software」から収録した本。多くの章は読み物として読んだが、中には実務で使いたいと思う方法や考え方を見つけられたのは収穫。一時有名になった「Joel Test」(プロジェクトを成功に導き、コードの質を高めるための指標)に始まり、仕様書の書き方、スケジュール管理、テスターの重要性、ペーパープロトタイピング、開発者の面接方法、チーム管理などなど、ユーモアたっぷりに、現実的ですぐ実践できる指針を示しているのがよい。ブログサイトでのQA集を最終章として収録。