目標にした個人店の側に屋台で店を出して客を奪い、さらにはその店を傘下に収めて乗っ取りを図る新進ラーメンチェーン店との戦争に、山岡たちが巻き込まれます。
山岡はもちろん、個人店側につきます。
そのラーメン戦争の過程で、ラーメンチェーン店のオーナーも真摯な職人であることがわかったり、海原雄山に渇を入れられたりします。
かようにストーリーも定番ながら良質なものですが、やはり重要なのはストーリーよりもラーメンの構成や素材に関するウンチクです。
特にまるまる1話を費やした「カン水」のウンチクは圧巻でした。
私は「ラーメン発見伝」のコミックスは全て読んでいますが、ウンチク内容でも、ラーメン道の志でもかぶるところは殆どありませんし、別物としてどちらも楽しめました。
「ラーメン発見伝」のファンもぜひどうぞ。