A面カバー(なりきり完全コピー)、B面オリジナルの名盤。
★★★★☆
発売当初、トッドのファン以外からも注目された、1976年の問題作、名盤。私も当時はまだ、トッドのファンというほどではなかったので、もっぱらA面の怒涛のカバー曲ばかり喜んで聴いていたように思う。繰り返し聞くほどに感じるのは、トッドのミュージシャンとして、プロデューサー、エンジニアとしてのレベルの高さはもちろんのこと、一音楽ファンとしての「憧れ力」とでも表現すべき、ヒーローに対する渇望心や求道心の凄さである。B面はバラエティに富んだ小品集。派手なA面に隠れて目立たないが、いずれも名曲ばかりだ。シングルカットされた冒頭2曲(ハードロックとトッド流ポップ)もいいが、個人的にはしっとり聴かせる「cliche」が一番好きだ。
名盤!!
★★★★☆
1976年発表ですが、現在聴いて不思議なのは、前半超有名6曲は原曲の偉大さが目立ってしまいさらに時代を感じてしまうのに、後半のオリジナル曲は少しも古くならないところ!
瑞々しい「一般人の恋愛」なんか本当に極上の一曲で鳥肌ものです!
前半カバー曲なので星一つ少ないですが後半は超名曲です!
史上最高の名曲「愛することの動詞」&「幻の10年」カバー
★★★★★
本作はズバリ、トッド史上最高の名曲「愛することの動詞」の存在に尽きる。
彼自身もこの後、たびたびライブで取り上げていたから、自信作だったのだろう。この曲だけで十分5☆に値する。
本作は、LPでいえばA面が、60年代ロックのカバー、B面がオリジナルという構成である。
はっきりいって、A面のカバーはあまりおもしろくない。ただ、1曲目にヤードバーズの「幻の10年」を持ってきているところがトッドらしい。この曲は、若いロック・ファンは知らないだろうが、ジェフ・ベックとジミー・ペイジがツイン・リードを演った唯一の作品ということで、ある年代以上のロック・ファンには、伝説的なナンバーだった。
しかも、オリジナル・アルバム未収録曲だったということもあり、しばらくの間、楽曲そのものが入手困難でもあった。
オリジナル演奏が手軽に入手できるようになるまで、本盤のトッド・ヴァージョンでしばらく我慢していた年配のファンも多いのではないか?
「幻の10年」のチョイスそのものも5☆に値する。
バックはユートピアの面々。
完コピ曲よりも・・実はオリジナルの曲の方が充実しているアルバム
★★★★★
76年発表の7作目。前半の完全コピーによるカヴァーが話題になるのは仕方がないとしても、もっと語られてよいのは後半に収められた小品の素晴らしさ。派手な装飾を削ぎ落としてメロディーで勝負したそれこそトッド・ラングレンの結晶のような曲が詰っています。8.や10.なんて曲は一見地味かもしれませんが、トッドの作品の中でも極上の部類に入る曲。10.のテープ・スピードを落として録音したであろう、コロコロしたピアノのソロはトッドの曲のソロの中でも最上級の名演だと思います。(ビートルズのイン・マイライフのピアノ・ソロを彷佛とさせます。) もちろんカヴァーの方も絶句レベルの素晴らしさです。カヴァー・アルバムなんていいや!!と思っていては損をしますよ。
完コピ曲よりも・・実はオリジナルの曲の方が充実しているアルバム
★★★★★
76年発表の7作目。前半の完全コピーによるカヴァーが話題になるのは仕方がないとしても、もっと語られてよいのは後半に収められた小品の素晴らしさ。派手な装飾を削ぎ落としてメロディーで勝負したそれこそトッド・ラングレンの結晶のような曲が詰っています。8.や10.なんて曲は一見地味かもしれませんが、トッドの作品の中でも極上の部類に入る曲。10.のテープ・スピードを落として録音したであろう、コロコロしたピアノのソロはトッドの曲のソロの中でも最上級の名演だと思います。(ビートルズのイン・マイライフのピアノ・ソロを彷佛とさせます。) もちろんカヴァーの方も絶句レベルの素晴らしさです。カヴァー・アルバムなんていいや!!と思っていては損をしますよ。