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笑う中国人―毒入り中国ジョーク集 (文春新書)

価格: ¥1
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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中国の生活 ★★★★☆
NHK中国語講座の講師だった相原先生が、中国のジョーク本やインターネットから採集したジョークを翻訳解説しました。
中国の現代社会を反映しているものが選ばれています。
詩みたいな戯れ歌も。
ちゃんと韻をふんでいて、ちゃんと読めればきっと名調子に違いない。
内容も面白い。
それにしても、中国ってこんななのか?
政治を風刺するジョークは、結構笑える。
でも庶民生活から発生したジョークは、結構シャレになっていないぞ。
何をするにも個人どおしの損得をやりくりしないといけないみたい。
中国で生活するのって大変そうです。
中国人気質がリアルに感じられます。

原文もかなり載っていて、解説されているので、中国語に対して興味を持てるかもしれません。
中国語を学習している人には、楽しい余談集になるでしょう。
学校の授業で、先生の脱線話ばかり覚えているような人にお勧めです。

一緒に笑えるようになれたらオレの中国語も一人前!? ★★★★★
新聞の一コママンガを見たり、「相声(中国語の漫才)」を聴いても、
一緒に笑えない(泣)・・・という経験をしばしばします。
もちろん、自分の語学力不足のなせるワザ。
外国語で「笑い」を理解するのは、並大抵のことではありません。
そのはがゆさを、本書は解決してくれます。

著者が現地取材やインターネットで収集した時事ネタが満載!
相原先生のリズミカルな文章で、かなりどぎつい
ブラックユーモアが紡ぎ出されます。

読み始めの頃は日本語中心ですが、後半は中国語との
対訳になっている部分もあり、「こう訳すんだ!」
という中国語の勉強にもなります。

お行儀の良い学術書にはない「生臭さ」、言葉を遊び倒す
中国人の「情念」を感じ取れる力作です。

毒に当たらぬよう気をつけて、是非ご一読あれ!!

中国が見えてくるかも ^^ ★★★★☆
中国人のジョーク集。
なんとなく国民性が出ているようで面白い。
ジョークも国によってだいぶ違うんだなあ〜
なんだか生きるのに世知辛い感じがした。
こころにもっと余裕があるといいなぁと個人的には思う。
特に、「国が施策を考えると、国民は対策を考える」
というのはお国がらか・・
ジョークではないが、中国のイメージが出ていると感じた。
みなさんもご一読のことを ^^
中国が見えてくるかも ^^
「笑話」を通じて中国人のメンタリティを窺い知ることが出来る好著 ★★★★★
ここ最近、中国に関するニュースを見ない日はありません。国内発のニュースだけ見ていると、中国人に対する意識にバイアスがかかってしまう気もします。こういう時こそ、この種の本(中国人の生の声)を読んでみるのも悪くないと思います。中国の一般庶民が中国国内事情及び外の世界をどう捉えているかについて、ジョークを通じて窺い知れます。(中には外国発のジョーク(*)を中国流にコピーしたモノ(→これも中国流文化!?)がありますが、中国独自のジョークが多数掲載されています)「上に政策あれば、下に対策あり」「職あらば権あり」に代表される中国人独特のメンタリティが理解できると、中国に関するニュースの見方も少し変わるのが面白いところです。心の準備もできます。(食の問題(品質・偽物・安全)は昔からあったんだということも分かります)
特に面白かったのは「戯れ歌」です(※)。中でも傑作は、論語の「吾十有五而志於學、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而從心所欲不踰矩」を少しもじった「男は二十にして"Pentium(奔騰)"、三十にして"日立"...五十にして"松下"...」というモノ。(私はまだ"奔騰"だな。(^0^) M社の社名変更はこれが原因?なワケないか(笑)) 他、「世界は"忽悠"に満ちている」の詩は名作ですね。(私は何故かK泉元首相("K泉劇場")を想起しました) これらに巡り合えただけでも本書を買って良かったと思いましたョ。

「冗句(joke)は単調な生活に句読点をつける瞬間的な笑いの慰安であり、警句であり、気分転換である。これが緊張から快方し、疲労を忘れさせ、気分を明朗に活気づけてくれる。」(本田宗一郎)、これを中国人が如何に実践しているかを本書を通じて感じ取ってみましょう。(中国語を知らなくても読めますが、多少知っていると更に楽しく読めます。相原先生の中国語入門書はオススメです。)

(*)「世界ビジネスジョーク集」(おおば ともみつ)、「世界の日本人ジョーク集」(早坂 隆)など。
(※)「現代中国風刺詩事情」(邱奎福) は「戯れ歌」を特集した本です。かなりblackですが。
中国人を笑わせるには相当努力が必要だ! ★★★★★
先日出版された同著者の『「感謝」と「謝罪」』に引き続き、中国人/中国文化を言語面から考察できる楽しい書物がこのたび発刊されました。

本書を読んでまず感じたことは、中国人と日本人は笑いのツボが違うということでした。社会を風刺し、政治を批判することを恐れず、自他虐ともに受け入れ、ともに抱腹絶倒して喜怒哀楽を分かち合う・・・中国ジョークは単なるダジャレとは異なり、奥が深いという印象を受けました。

本書を読めば、中国語を知らない人でも中国人たるものをかなり理解できると思いますが、中国語学習経験者ならば、韻やリズム感など、言語的/文学的にも相当凝っていることを痛感できます。

中国人を笑わせ、仲良くなるには、自分の意見や意思を確立していないと、彼らを満足させられるジョークは生み出せないと思いました。日本人にとってキツイと思うようなジョークが多いですが、ジョークは大衆の本音であり、文化であり、性格を表すものであることを意識すれば、中国人の実態がより鮮明に見えてくると思います。

原文と訳文を対比しながら最後まで楽しんで読める新書であることと、大衆レベルの笑いを知るには絶好の書物と感じたので★5つです。