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平行植物 (ちくま文庫)

価格: ¥1,800
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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まさにちくま ★★★★☆
本当なのか嘘なのか、科学なのか何なのか、分からないのにへえ〜っ!なるほどなあ!と知識が増えた気になる文献?です。
著者のデザイナーや絵本作家としての側面しか知らなかった私には、衝撃の一冊でした。
紹介される平行植物たちは、とてもユーモラスで、スケッチも愛らしく、論理的な語り口とそのイメージ画のギャップにいい意味で力が抜けます。
自分の見ている世界や身の周りに起こっている事、なにが自分にとって本当なのかな…何が楽しいのかな…なんて行き詰まった時に手にとると、まあ何でもありよな、と思えちゃう。息抜き本として、レオ・レオニという人を知るツールとして、おすすめです。
「鼻歩類」の植物版? ★★★☆☆
「平行植物」という実在しない植物群をテーマに、のんきにかつ着実にデータを組み立てる。
読んでもためにはならないけど、そこがまた良いところ。
半身浴しながらだらだら読むとか、南の島でぼーっと読むのが似合う本かも。

レオ・レオーニの描く平行植物の図のいくつかは、カンブリア大爆発の摩訶不思議化石の姿に似ている。

藻類に案を得たかと思われる絵もあるし、カツオノエボシのような形の平行植物も登場する。
南方熊楠のスケッチ帳のようでもある。

平行植物を読もうと思うこと。 ★★★☆☆
レオ・レオーニは絵本作家である。「あおいくã‚"、きいろちゃã‚"」が有名だそうだが、私のå '合は「スイミー」という小さい魚が集まって大きな魚ã‚'æ'ƒé€€ã™ã‚‹è©±ã«é¦'æŸ"ã‚"でいる。

 「平行植物」はファンタジーで「鼻歩類」やル・グウィンの「カミング・ホーム」――というタイトルだったと思う。未来の考古学の話――に似ている。架空の植物からæ'¾ç"Ÿã™ã‚‹è©±ã¯ç§'学風でもあり伝承風でもある。時é-"軸上に育っている手ã‚'触れるã"とができない平行植物は、言è'‰ã‹ã‚‰æžè'‰ã‚'伸ばã-ているいる。たとえば〈タダノトッキ〉という名の平行植物は〈タダノトッキ〉という言è'‰ãã®ã¾ã¾ã«ç"Ÿãˆã¦ã„るのである。そã‚"な前提がã"の本にはある。言è'‰ã‹ã‚‰å‡ºã¦ãã‚‹ã‚¤ãƒ¡ãƒ¼ã‚¸ã‚'平行植物という現実(?)に写ã-出ã-ていく。そういう作業ã!®é›†å¤§æˆã®ã‚ˆã†ãªã‚‚のだ。
 読ã‚"でいくとそã"はかとなく楽ã-い。読む楽ã-みã‚'与えてくれる本である。