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モーツァルト : 交響曲第38番「プラハ」&第40番

価格: ¥1,995
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーレコード
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どっしりと落ち着いた、地盤のしっかりした音楽 ★★★★★
 「プラハ」での響きの美しさ、元気のよさはまさにモーツァルト。「40番」はウィーン・フィル盤とは違い、常識的、正統的な演奏。愛しい人へ別れを告げる様子を映したようなこの曲のよさを、ワルターほど出せる人はいないし、また皮相的に陥らず普遍性を持たせられる人もいない。
ワルターがコロンビア交響楽団と残した人類の遺産 ★★★★★
ワルターのコロンビア交響楽団とのモーツァルトのレコーディングは人類の遺産だと思う。
本CDには38番「プラハ」と有名なト短調の交響曲の1つである40番が収められている。
ワルターはこの他にも36番「リンツ」と39番、41番「ジュピター」と35番「ハフナー」をコロンビア交響楽団とレコーディングしておりどれも必須の名曲、名演奏である。
後は、これらにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのライブパフォーマンスである、交響曲40番と交響曲25番(SONY)があれば、至福のモーツァルト交響曲が楽しめる。
音色の歌わせ方 ★★★★★
一つ一つの音色の歌わせ方が絶品である。とにかく、ワルターは一つ一つの楽器を歌わせる。その歌わせ方が、なんとも言えぬノスタルジーを呼び覚ますというか、聴いていてとにかく清々しい。「プラハ」は疾風怒濤の高速演奏が主流である昨今、ゆったりと歌うように演奏される「プラハ」は一つ一つの美しい旋律を改めて浮き上がせる。このため、ゆったりめなのに緩慢になることはない。なにはともあれとにかく、聴いてみて欲しいと思う。一つ一つの管楽器が青春または人生を謳歌するように歌っている。
上行ポルタメントはないけれど。 ★★★★★
ワルターの第40番と言えば、上行ポルタメントで有名なウィーン・フィルとの演奏が有名ですが、ワルター最晩年のコロンビア交響楽団とのレコーディングも素晴らしいと思います 。後期交響曲はベームが清冽な井戸水の味わいとすれは、ワルターのはヴィンテージダージリンといったところでしょうか。甘美な味わいの香り高い演奏だと思います。特に40番はワルターのお得意で、ゆっくりしたテンポで哀愁に満ちてはいますが、悲しみの要素は抑制されむしろロマンチックな味わいすら感じます。で、もう一方のプラハですが、やっぱりゆっくり目のテンポと豊穣な旋律に「生涯を通じて私には歌があった。」というワルターのポリシーを感じます。個人的にはこの曲は天馬が空を翔るような疾風怒濤の演奏がすきなのですが、こういう情感たっぷりな演奏もまたありかな、と思ってしまいます。ワルター+コロンビア交響楽団の3セットはそろえて損はないと思います。
本当にカップリングが最高ですね ★★★★★
これ一枚聴いて、モーツアルトの交響曲の魅力が全て分かる、と言っても過言ではないでしょう。爽やかで愉しい「プラハ」と哀愁の第40番が組み合わされているわけですから。ワルターの第40番というとウィーン・フィルとの演奏が有名ですが、コロンビア交響楽団の澄んだ音色も、メロディがはっきりと浮かび上がって、美しいと思います。