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孤島戦記―若き軍医中尉のグアム島の戦い (光人社NF文庫)

価格: ¥670
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光人社
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グアム島の軍医中尉の戦記。よくまとまっている。 ★★★★★
「慟哭の孤島―グアム島玉砕の記録 (吉田重紀1981年)廣済堂出版」が改題されて出版されているもの。「グアム島玉砕戦記―悲劇の島三百日の戦い (佐藤和正1999年光人社NF文庫)」の吉田記録の元本とのこと。

軍医中尉としてのグアム戦回想録。戦中のことを書いた書籍は信憑性に身構えてしまうが、本書は「グアム島戦友会」600名の会長によるもの。内地から満州を経ての赴任、戦闘経緯と投降するまでが良い流れで記述されている★★★★★。21,000名の守備隊のうち敗走時に推定3,000-5,000名、厚生省の記録での帰還数1,304名という戦いで生き残った。地図が3葉ついていて大変良い。ただ編集者は本文に出てくる地名と地図を突合せなかったようで一部地名が落ちている。また全島図で「高田湾」とあるのは「富田湾」の誤植のようだ★★。

軍医の眼で書かれているところも若干あるが「もっと迫撃砲を装備していたら」、「互いの背中に夜光苔をなすりつけて夜行進」、「上流の友軍の地で川の水が赤い」、など戦闘全般と敗走の話が大半。

投降に至ったのは米兵士が落とした、ケンタッキーの母からの手紙で硫黄島の陥落と沖縄戦闘を知ったため!など軍医の英語力が役にたったようだ。