砂糖、添加物、農薬等が体に悪いというもっともな指摘を「父ちゃんをジワッと殺す方法」という逆説的な方法おもしろおかしく説明するとともに、土から上る”気”である”地の気”が人間にとって必要でありp.62、土から出てくる食べ物が大切になるのだととくp.62。こうした説明だけだといかにも科学的でない怪しい説明に聞こえるが、農村で集団検診による予防医療活動を熱心に行い、その豊富な経験から、予防のさらに一歩前の段階である食・環境に最も力を入れることが、最も病気を減らす理想の医療であるP.175としっかりした主張をなされている竹熊先生のお話なので、けっしてないがしろにできない。先生の語り口はとてもおもしろく、臓器別の病気の説明p.10-54もとても面白いので、おススメ。

　私は彼の地元に住む者です｡彼の活躍は時折拝見しております。かなり以前から「食と健康」について面白おかしく説かれております。地道にコツコツとやっておられます。マクロビオティックが流行りだしたのも何か時代の要請でしょう。慢性病で苦しむ人々は今後も増えるはず｡これを知っているかいないかで決定的な差が出てくるでしょうね｡彼の生き方はマクロビオティックそのものです｡無理なく「空気のように」やってます。当たり前の事を当たり前にやっている今や非凡な人です。見習う価値有りますよ｡