骨太な本格派アルバム
★★★★★
初めてアメリカでトラックダウンを行った本作は、今までのアルバムよりも音質がクリアでカラッとしていて、
でもドラムスやベースの音にはビシッと重みがあるという、聞いていてストレスのない音作りになっています。
楽曲もそれまでの2枚と比べると「悪魔」をストレートに押し出すのではなく、
もっとくるんだ表現で彼らなりの警告を私たちに伝える形になっているのでビギナーも聞きやすく、
また先入観もなく入っていけるのではないかと思います。
「1999 Secret Object」とは何か?「なつかしいきらめきが今蘇る」(Angel Smile)とはどのような状況を指すのか?というようなことですね。
2009年の今に至っても結構切実なメッセージだと思いますが、押し付けがましくないのがいいです。
とはいえ、細かいことを抜きにしても捨て曲なしの1枚です。
「Earth Eater」の疾走感もかっこいいし、「Never Ending Darkness」も名曲。
ゼノン石川和尚(当時は画伯?)の低音コーラスがイカす「Frog Night」も個人的に好きです。
とにかく隅から隅までデーモン閣下の声も冴え渡り、ギターはうなり、リズムセクションは小気味いい。
全てにおいてカッコいいアルバムです。
“聖飢魔II”というバンドのイメージで食わず嫌いのまま済ますにはあまりにも惜しい1枚です。
これは他のアルバムにも言えますが。
発売当時のレビューで絶賛されていた記事を読んだのですが、最後の1行が今も強く印象に残っています。
「これこそが彼らが本当にやりたかったこと、と言っても過言ではないのではないだろうか。」
3・5・6・7
★★★★★
個人的に、アルバム内に4曲も好きな曲があれば名盤としているので★★★★★とした
だが、2ndや3rdアルバムと比べると楽曲のクオリティの低下は否めない(演奏は素晴らしいけど)
聖飢魔IIの限界を感じたアルバムだったな…やはり、曲が良くないと追い掛ける足は止まってしまうよ
ジェイルとダミアンの脱退が悔やまれる今日この頃です。。
第四弾大教典
★★★★★
ジェイル大橋代官が脱退。紫馬肥ことSGTルーク篁三世参謀が加入。前教典までの様式美HMから音楽性はHRサウンドになっている。隠れた名曲1、ゼノン石川和尚のベースが大活躍の2で世間的イメージを覆し、3で聖飢魔2らしいHMナンバー(名曲!)をもってくるのがニクイ。5、6もいままでとは違うHRナンバー。レビュー書くので聞き直しているが、かっこいいなぁ。10はエース清水長官のヴォーカルによる哀愁の名バラード。音楽性に広がりをみせ、地球征服に更なる勢いをつけた名盤である
R&Rプリズナー最高
★★★★★
アルバム発売前位かな?!当時「デモタカビデオジャム」という小暮氏が司会をつとめていた番組にルークがTV初登場した時,手土産の"デビルズパイ"を片手に登場したその時のルークは髪の毛も普通だし,トークも実に素人臭く,JAIL大橋フリークの私は"こいつで大丈夫か?!"と思ったものでした(笑) この頃全面的に売り出していたのは"1999シークレットオブジェクト"でしたが,私的には1曲目の"R&Rプリズナー"を強くオススメします.これは"1999シークレット〜"より名曲です.なんでこれがシングルにならなかったのか?ベストに入らないのか?超疑問?!全体的にはやはりJAILの抜けた影響か"みんなで頑張ろう!"的な感じがしますが,良いアルバムではないでしょうか?なんかこの頃の音は独特でこのアルバムしか聞けないような様な音?私はアウターミッションよりこちらの方が好きです!
不動の構成員となった名盤
★★★★★
デビュー以降構成員の定まらない聖飢魔IIだったが、この一枚で不動のメンバーが決定する。
ゴリゴリのハードロックバンドとしての一面を見せつけた名盤と言って良く、聴きごたえ十分。
…18年前のアルバムとは、とても思えない。