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マカオ歴史散歩 (とんぼの本)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 新潮社
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マカオの旅のお供に 帰ってから旅の思い出を振り返るツールとして ★★★★☆
香港のツアーで立ち寄ったり、カジノのイメージが強いマカオですが、筆者の菊間潤吾氏の丁寧で分かりやすい解説と紹介のおかけでマカオの魅力を手に取るように知ることができました。この街の歴史をたどることで大航海時代以降、ポルトガルが440年以上統治した繁栄ぶりを知ることができます。歴史的な価値のある街なのは教会や街並みの写真の素晴らしさが物語っていました。単なる観光ガイド本ではないのは詳しい解説もさることながら、文に筆者の思いが込められているのが感じられることにあります。

幾何学模様の石畳や風格のある教会、荘厳な内部の設えを眺めているだけで旅に出たい、マカオを訪れたいという気分が湧いてくるような編集がしてあります。8ページにマカオの中心のセナド広場が写されていますが、絵タイルの美しさは独特の美を形成していました。

17ページには有名な聖ポール天主堂跡のファサードが写されています。今見てもこれだけ建造物から感銘を受けるわけですから、焼失前の往時の荘厳さがしのばれます。聖ジョセフ教会の礼拝堂の見事さはヨーロッパのキリスト教文化の代表する設えでしょう。

内容です。セナド広場からマカオ博物館へ(石畳に浮かぶポルトガルの面影) 大三巴街からカモンエス公園界隈(大英帝国の野望と残夢) 民政總署南側一帯(南欧の香りあふれる教会めぐり) 南灣大馬路から新馬路界隈(背中合わせの欧州と中国) 觀音堂から市場街へ(“中国”を肌で感じる朝の散策) 媽閣廟からリラオ広場へ(マカオの起源を訪ねて) 東望洋山とその麓(ポルトガルと中国の“国境線”) ペンニャの丘から半島最南端へ(夕風に吹かれて水辺の散策) タイパ島(官也街の路地裏で迷路を楽しむ) コロアン島(ザビエルの面影を求めて) マカオ小史 年表
マカオ歴史散歩について ★★★★★
国際都市マカオの歴史と世界遺産が豊富なカラー写真でわかりやすく紹介された良書です。特に17世紀前半に日本人技術者の協力を得ながら落成した聖母教会(聖ポール天主堂)を初めとする教会施設群の解説と美しい写真はとても有用でありました。現地にもでかけてみましたが、ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスの名著『日本史』の描くマカオがより身近に、そしてより具体的になりました。関心のある方にはぜひお薦めしたい一書です。
知らなかったマカオの素顔 ★★★★★
旅行のガイドブック、ツアーパンフレット、どれを見ても香港の付属品のように扱われ、結局カジノ巡りで終了してしまいがちな街ですが、世界遺産に登録されてから人々の見る目も変わってきています。
かつて香港に住んでおり何度もマカオを訪れていましたが、本書を読むまで、その昔日本を追われたキリスト教徒達がこの街に暮らし、日本と深いつながりがあることを知りませんでした。近代化され人工的な感じがする香港とくらべ、どこか田舎臭く懐かしい感じがするマカオへ本書を片手に旅することをお薦めします。
リゾートとしてのマカオ ★★★★☆
この本を持ってマカオに行ってみました。
香港よりずっと開放的で、空が広く、南欧的な感じが好ましい町でした。特にセナド広場とサンペドロ劇場の色彩美は印象的でした。香港に泊まらなくて良かったと思ったぐらいです。
この本は、ちょっと美化し過ぎのところもありますが、確実な情報、美しい写真で、マカオへの誘いとしては上々です。ただ、海が沖縄ほどよくないのでダイビングなどのリゾートにはならないでしょう。
散歩気分でマカオが分かります ★★★★★
マカオは「香港・マカオ」としてセットで紹介されることが多く、わりと印象の薄い人が多いのでは? 私もそうだったので、そんな方たちにこそぜひ読んでみてほしい。マカオをメインとしてとりあげた物は珍しく、読んでみると「マカオだけでこんなに語れるものがあるのか」と驚きできした。ポルトガルと中国の文化を合わせ持つマカオの歴史に触れながら、教会や寺院、街角や路地裏の様子など、そこに住む人々の生活がみえ、写真も多くきれいなので楽しく読めます。詳しい地図もあり、レストラン紹介などのガイド情報も充実しているので、マカオで散策ができる本です。