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マカオ ノスタルジック紀行 (アジアの街トラベルガイド)

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 双葉社
Amazon.co.jpで確認
旅行ライターの域出る作者の思いの伝わる書 ★★★★★
本書の奥付では、芹澤和美が旅行ライターであるとなっているが、
本書はトラベルガイドの役割も満たしている上に
著者のマカオへの興味の深や広さが、不思議な味を醸しだし、
面白い本になっている。
マカオは、1500年代カトリック(主にイエズス会)の
アジア全域に布教するためのさながらベースキャンプであった。
芹澤は長崎から出た原マルチノや
聖フランシスコ・ザビエルの右腕などにも頁を割いている。
歴史ロマンの香りが、本書を一般の旅行ガイドは違う雰囲気を
持たせているのかもしれない。
書籍で某TV局1社提供番組『++不思議発見』のマカオ版を
観ているような感じがする。
痒いところに手が届く ★★★★★
初めて旅するところは期待とともに、ちょっぴり緊張もするもの。
今までわたしが手にしたガイドブックは、
「で、実際どうなの?どうしたら良いの?」とか
「それがもうちょっと知りたいのに」とか
「結局のところ、どうだっていうの?」とか
あともうちょっと足りない感じがしていましたが、
この本はその“ちょっとした疑問”も解消してくれる、
痒いところに手が届いている本だと思いました。

文章は軽快で読みやすく、写真も本当に美しく、
実際にそこを訪れ、詳しい友人にガイドをして貰っている気分でした。
わたしが実際マカオを訪ねるときには、必ず持っていきたい一冊です。
旅行者の感覚と旅行ライターの視点が参考になりました。 ★★★★☆
ガイドブックやインターネットの画一的な情報とは違った、奥深いマカオが描かれています。
かといって、えんえんとエッセイが続くわけでもなく、私たちと同じ、「旅をする女性」の感覚でマカオという場所を楽しみながら、旅行ライターという視点でのコメントもあって、参考になりそうな部分もたくさんありました。特に、ホテルのカフェが1ページでとりあげられているあたりが、細かいと思います。あと、ジュエリーショップの紹介も、マカオ旅行を控えている私には参考になりました。
アジアの紀行本というと、良くも悪くも、バックパッカー向けの、なんでもやっちゃいます的な本が多いですが、この本は、ローカルの風土を大切にしながら、ちゃんとスパとかマンダリンとか楽しんで、かっこよく旅をしている感じで、好きです。

全部カラーだったらよかったのに、と思います。
女二人で旅行してきます! ★★★★☆
以前に香港旅行のついでに1泊で行ったマカオ。
慌しかったこともあって、「こんなもんかあ」と思っていたのですが、先日たまたまテレビでマカオを見たら、ずいぶん変わっている様子でした。
関空からマカオに直行便も飛ぶし、夏休みはマカオに行こか!とはりきって本を探してみたものの、
香港・マカオが一緒になって売っているガイドブックは情報が少なすぎる!
この本は、値段はちょっと高いけど、他にもないしと思ってこの本を買ってみて大正解でした!
(満点じゃないのは、ちょっと値段がお高めだからです)
グルメやよさげなスパが紹介されていて、それもガイドというよりは、旅行者の視点風。
マカオって、女性が行っても楽しい街なんですね。

結構奥深い本だと思います。 ★★★★★
読んでマカオに思いを馳せ、本書を持って現地を巡り、帰ってまた行きたくなり…と、末永く楽しめそうな本です。
さらりと読めるのに何か印象に残るのは、著者の気持ちが文章の中に多分に込められているからであり、印象的な写真が効果的に配置されているからであり、思わずニヤリとするような仕掛けもあるからでしょう。印刷や紙質も含めて、この本の内容は本という形態を取るのがベストだと納得できる一冊です。

著者の言うノスタルジーとは何か、マカオのどこにあるのか…本書を手にしながら考えていると、今のうちに行っておかなきゃ!という気持ちになります。妻も「マカオに行きたい〜」と言っています。