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ここまでわかったアユの本―変化する川と鮎、天然アユはどこにいる?

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 築地書館
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本当のアユ好きならば読まなければ! ★★★★★
おもに釣りの本主体にアユに関する本は多く出版されていますが、アユのことをここまで詳しく書いているものはないでしょう。自分はアユ釣りが好きですが、アユ釣りの名人が言っていることと全く逆のことも書いている点は非常に参考になります。少なくともアユ釣りをする人は絶対に読むべきです!
天然アユが食べたい! ★★★★★
レビュアー: アユっ子 (高知県) - レビューをすべて見る

30〜40年前,私が子どもだった頃,アユの塩焼き,酢の物,燻製の甘露煮などアユが食卓にのぼるのも珍しいことではなかった.いつ頃から,いったい,どうしてアユが貴重な魚になったのか?この本は,アユの子が砂浜の波うち際に現れることをつきとめた研究をさらに研究し,川と海を行き来する実態を分かりやすく書いている.また,変化する川の環境やアユをとりまく状況についても楽しみながら,考えさせられる内容だった.美味しい天然アユを食べるためには,アユの生態をよく理解し,川の再生だけでなく,海や山のあり方,日々の暮らし方を考える時期にきているのかなと考えた次第である.
天然アユの時代へ ★★★★★


『アユの本』は川で遊ぶ人間にはたまらない。読んでいる時間も川にいるのと同じように幸せな気持ちにひたれる。たった10ミリのアユの稚魚に誘われて、川から海へと下りアユの成長過程が四季を通じて解き明かされる。ふ化した時期による稚魚の成長の違い、海での環境を選択する違いなどアユに秘められた不思議な世界に導かれていく。著者たちの仕事場は水中であり、巨大な構造物や環境汚染に立ち向かいながらアユと共に生態系を回復するための研究を重ねている。天然アユを守る意味、その意味の深さが私たち人間の幸福に繋がることをこの本は教えてくれる。読み終わるまで専門書であることをふと忘れてしまう
アユ釣師は絶対に読むべきです ★★★★★
清流の女王とも例えられるアユは、多くの釣り人を魅了する初夏の風物詩です。しかし近年は天然のアユが減少し、我々釣り人や漁業者にとって悲しい限りです。筆者の研究から天然アユの資源量変化は、初期生活史にあるという事をしり、釣り人の知らない海域での生活史の重要性を知りました。この本を読み終えた後の友釣りは、また一味違った喜びが感じられます。アユの釣人には必須本です。絶対読みましょう!
こんなアユの本は本は初めて! ★★★★★
 私はアユ釣りが大好きで、アユについて書かれた本や雑誌はいろいろ読んできたが、この『ここまでわかったアユの本』には驚かされた。年間100日も潜水観察しているというフィールド重視の研究者にしか書けない、知られざるアユの生活が満載だ。著者はアユ博士であると同時に、アユ釣り師でもある(自称「友釣り名人」らしい)。こういう人が書いた本なので、研究書にありがちな堅苦しさはなく、楽しく読みながら「へえ、なるほどねぇ」と思わせてくれた。アユの生態をとらえた貴重な水中写真もたくさん載せられている。なかでも、孵化直後に海へと流下していく仔アユ(体長5ミリほどで、ほぼ透明)の水中写真には「よくこんな写真が撮れたもんだなぁ」と驚かされた。
 そして何よりこの本が素晴らしいと思うのは、アユの生態の解説にとどまらず、これまで全国各地の河川で何十年にもわたって行われてきた「アユの種苗放流事業」の功罪に触れたり、近年になって漁協やアユ釣り師によって始められた「天然アユの保全活動」の先進事例を紹介したりしている点だ。「こんなに楽しいアユ釣りを末永く楽しむために、天然アユの一生をきちんと知り、守ってあげる努力もしてください」という著者からメッセージが込められているのだと思う。全国の河川漁協の関係者や天然アユを増やしたいと願うアユ釣り師にとって、バイブル的な本になるのではないだろうか。