経済理論と現実生活の接点がわかる!
★★★★★
大学院の経済学ゼミで取り上げられたので読んだ本書。
とは言えとても簡単な言葉で簡潔に書かれていて読みやすい。
著者の広くて深い日本史・世界史的な知識も優しく噛み砕いて散りばめてある良書。
アメリカの経済がいかに砂上の楼閣として成り立っているか、日本は追従していていいのか、非常に骨太で一貫した著者の理念が貫かれている。
今こそ次のステージを作るべきだという著者の言葉は、非常に説得力がある。
ちなみに本書の著者名は、は某有名な経済学者のペンネームだということです。
なるほど!
★★★★☆
経済について、分かりやすい本を探していたら、これに出会いました。
一気に読了しました。
日本政府の経済政策について、かなり辛口の論調で書かれています。
現在の円の価値がドルにかなり依存していること、そしてドル自体に、その体力が無くなって来ていることが、この著者の中心的テーゼの一つのようにおもわれました。
現在の通貨が、兌換から不換に移り変わったプロセス、貿易不均衡なのになぜアメリカにとってドルが有効だったかについての記述は、非常に説得力があります。
著者の肩書きは、ただ「経済学者」と記されており、年齢や所属機関などは不明です。
全体は大学の講義風で、やや固めの文章なのですが、時おり文体そのままでジョークがはさまれており、これには結構笑いましたね。
この著者、別の本も読んでみたいですね。
経済の仕組みがよくわかる
★★★★★
歴史的な背景も新たに分析されていて、
経済の生きた様子がよくわかります。
明治期の戦争によるお金の動きなどの歴史的背景などおもしろい。