インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

陽光(ひかり)と静寂

価格: ¥2,548
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
On O Espirito singer Teresa Salgueiro slides from behind the eclipse of her high-toned, girlish voice into the light of the deeper, emotive singing heard throughout O Paraíso--a vocal style that tore through the heart with sublime aching. O Espirito begins with Salgueiro floating in higher, thinner registers before dipping down into the full range of melancholy colors in the album's latter half. Still the collection is haunting and darkly beautiful: the material gently lulls the listener and the fine guitar work leads hearts to a quiet, centered place. Salgueiro's at her best with formed melodies, and all three movements of "Três Ilusôes" ("Three Illusions") along with the urgent "O Pastor" boast her talent well in this light. O Espirito may not be the highest peak in Madredeus's mountain range of albums, but it certainly is one of the best, drawing one into the exotic melancholy of Portugal while conjuring "the spirit of peace." --Karen K. Hugg
陽光、静寂、海、浄化・・・そして郷愁 ★★★★★
夜明けの瞬間、夜と朝のあいだにある、どちらともつかない隙間の時間。・・・そんな空気を持つアルバムです。
 一曲一曲も珠玉だけれど、アルバムとしてまとまった時の完成度がすばらしい。器楽曲2曲を含む穏やかな曲に始まり、4曲目の『戦士たち』で突然訪れる緊張感、全体に漂う海の香りと郷愁、そして「救い」の意味を持つ終曲『アジューダ』の、タイトルそのものの響きにも感じられる、切なさを伴った浄化のイメージ。更には、本来はこのアルバムには含まれないはずの有名なボーナストラック曲『海と旋律』も、その均衡を全く崩すことなく、きれいに繋がっていきます。

 日本盤ならではの楽しみ方かもしれないけど、国安さんという方がつけている歌詞の対訳がまた美しい。ただの訳詞ではなく、それだけで十分「詩」としての鑑賞に値するものだと思います。
 「陽光と静寂」という日本語タイトルも、明け方の静かな暗がりの中に、うっすらと光が差してくるような、この作品の持つ空気を的確に表現しています。

郷愁と安らぎと ★★★★★
心が休まる音楽というものがあります。私にとってはマドレデウスの音楽がそれです。タンゴに通じるバタ臭さもないではないですが、それ以上に素朴で土着性を感じさせる旋律は柔らかで、聴いていると心が解きほぐれていく感覚があります。
うまく言えませんが、ピアノにしろ、ギターにしろ、音のひとつひとつがゆったりと丸みを帯びている感じです。ボーカルのテレーズの声もまさにそれで、高く声を上げて絶唱している時ですら、どこか柔々としたところがあって突き刺さるということがありません。だからと言って、ただ安らげるだけかというとそうではなくて、琴線がはっきりと揺さぶられているのがわかる、そういう音楽なのです。
「陽光と静寂」は彼らの4枚目のアルバムで、国内盤では「海と旋律」以来2作目オリジナルアルバムにあたるそうです。前作と比べると直接的なファドの表現は押さえ気味で(でも、エッセンスはばっちり残っています)、より音が洗練され透明感と柔らか味を増したように思います。洗練されても、郷愁を誘う土着性は健在で、テレーズの声もより深みを増している気がしました。
本作の国内盤には前作のアルバムタイトル曲で車のCMに使われて話題になった「海と旋律」もボーナストラックで入っていてお勧めの一枚です。