2009夏TVCM効果浮上・・・ !
★★★★★
いゃ〜ビックリしました。ロックアルバム売れ行き上位にGFRのアルバムが浮上してるとは・・・ !
そういえば某携帯会社のTVCFでT-15が流れていたナー。
音楽史上最強のパワートリオの音楽をこの機会に聴くのは大賛成だ。
全盛期トリオ時代(g.d.b) 衰退期キーボードが加わり4人編成時代
このベストアルバムで正確にいうとT-10.ロックンロール・ソウルから
衰退期の後期となる。実はマーク・ファーナーのギター、ボーカル、作曲力そして
その優れたパーフオーマンス性は他のギタリストの追従を許さない。と断言できる。
リズム隊も確かなテクニックを持ってるのは言うまでもない。他の方も書いているように
当時の音楽ライターの能無しぶりには開いた口がふさずらね〜。それに真に受けて
受け売り評価しか出来なかったリスナーも多かったのは事実。
このアルバムの前半がイイネと思う人には黒ジャケのLive Album
やっぱ後半がよいという人はCaught In The Act
ジャケットはみごとにベストアルバム用やっつけ仕事じゃが、
Grand Funk Railroad のエッセンスは読み取ることが出来るアルバム。
単純に、ロックに心揺さぶられたい方へ
★★★★★
昔は「グランド・ファンクを好きだ」と声を大にして言えない雰囲気があった。
なぜかみんなこの大音響バンドをバカにして、ホントは結構聴いてるくせに「ちゃんと聴いたことがない」などと距離を置こうとしていたものだ。
当時キャピトル・レコードが社運を賭けて大々的に売り出した事もあり、日本のジャーナリズムはこぞって嘲笑の目で彼らを見て「イモバンド」「バカバンド」といろいろ酷評したものだった。(当時の日本の音楽評論家らは、自分は演奏も出来ないくせにGFRを酷評し「自分は音楽レベルが高い」と自己PRに終始していた大バカ者。特に中村某が一番アホだった。)
ところが日本でも人気は大爆発し、伝説の後楽園球場でのコンサートは雷鳴轟く大雨の中を3万人の聴衆が「ハート・ブレーカー」を大合唱したという未曾有の大コンサートとなったわけだ。
結局、テクニック的にウマいとかどうのこうの…という事は音楽の嗜好には関係ないという事の証明だろう。GFRはそれほど難しい事をやっていたわけでもなく技術的レベルが高いわけでもない。しかしあれだけの人気を博した事実は事実なのだ。マーク・ファーナーは執拗なまでに同じフレーズを繰り返すギタリストで、歌ってはいつも大声で叫んでいたイメージが強いがその“潔さ”がロック的でいいではないか。彼のギターの音はヘタだろうが何だろうがとても気持ち良かった。そのストレートな感じが雄大なアメリカのバンドっぽくて良いと思う。
このアルバムは彼らの初期から後期にかけての代表曲を並べたベスト盤。他の方が書いているように、音楽的な変遷を感じる事が出来る選曲になている。ベスト盤なので散漫な印象はあるかも知れないが、GFRを俯瞰するには良い1枚だ。
プログレなどの難解な音ではなく、単純にロックに心揺さぶられたい人にオススメです。
泣く子も耳を塞ぐ轟音バンド
★★★☆☆
ロックのライヴにおける大音量を形容する言葉として有名なものに、まるでグランドファンクのようだというものがあります。彼等はコンサートで自分達の音楽以外の音をシャットアウトするために非常識なまでの大音量にしたのです。そんなアメリカンハードロックの代名詞的バンドのベスト盤が本作品です。GFRに興味を持った方には最適なアルバムではないでしょうか。ただし、GFRはその長い歴史に於いて音楽性の転換期が何度かありますので、このベスト盤だけ聴いてGFRは幅広い音楽性を持ったバンドであると誤解される恐れもなきにしもあらずなので星三個です。できればオリジナルアルバムを聴いて頂くのが一番いいんですが・・・。でもグランドファンクの歴史を手軽に追い掛けることのできるアルバムではあります。
GFR入門編
★★★☆☆
とにかく全曲GFRの魅力を余すところなく選曲している。GFR入門にはちょうど良いBESTでしょう。アルバムを全部そろえるのはちょっと…という人にはお勧めできます。ただ、GFRは前期と後期(ちょうど⑪が境目か)とでは、音質だけでなく同じバンドかと言いたくなるほど違います。後期の方がキャッチーでわかりやすい反面、前期のGFRにしかない荒々しさやへヴィさが不足してます。Melの重く唸りをあげつつもメロディを奏でるBassプレイや、Donの激しく手数の多い正確なDrumimg、そしてMarkのワイルドで熱っぽいVocalやGuitarに魅力を感じている人には、この選曲では物足りない…はず。いっそのこと前期、後期の2枚組にして欲しかった。