石松さんが、「正直は人の宝」と語っています。
★★★★★
ご存知、広沢虎造です。
車で出かける際にいつも聞いています、一緒に乗っていた愚妻が「やはり、おもしろい」と言っていました。
次郎長シリーズでは、石松さんが、
「正直は人の宝」などと言ってるのが印象的ですが、こちらは勝五郎が、「人として生まれたからには、恩がある、義理がある」と受けた恩義について語っている口演です。
森の石松が、勝五郎の長屋に連れてこられる場面のやりとりがユーモラスです。
ご先祖さまのお仏壇も次郎長一行の食費に化けてしまいます。
「人は普段が肝心だ」と勝五郎の貧乏していながらも、人の道について語るなど、
社会の不良であるやくざ者でも人の道があってお天道様に恥ずかしい行為をする者を蔑んでいます。
是非 学生さんとかにも聞かせたい作品だと思います。