ヴァイオリン入りの薄暗い叙情
★★★★☆
ポーランドのプログレバンド、ビリーヴのアルバム。2009作
元COLLAGEのMirek Gilを中心に、ヴァイオリン入りの叙情的なサウンドを聴かせるこのバンド。
3作目となる本作ではヴォーカルが交代し、新たにシンセやフルートもこなせるヴォーカルが加入、
サウンド自体は薄暗い叙情で聴かせるいかにもポーランドらしいシンフォニックには変わりないが、
これまでよりもギターとシンセの絡みが増えたことで、いっそうSATELLITEあたりの音に近づいた。
もちろんこのバンドの特徴である、もの悲しいヴァイオリンの音色も随所に聴かれ、
アコースティカルな繊細さとともに、しっとりとセンシティブな叙情美をかもしだしている。