買ってよかっった
★★★★★
ファンの人は買ってください。ガンズ大好きな人なら買ってください。スラッシュのファンなら買ってください。
天然(ボケ)スラッシャー
★★★★☆
かの、GUNS'N'ROSESのギタリストだった、スラッシュの自伝。
この自伝を読んでみて、よく解ったことは、彼は「天然」キャラで、
そしてなにより「アクセル・ローズ」を愛しているということ。
私の最初のスラッシュへの印象というのが、
(本の記述にもある)ダフが彼に会うまで抱いていた
イメージと同じ『いかにも、おっかそうな人』。
この翻訳の語り口も、そう思わせるのかもしれませんが
実際はそれとは180度違う、どちらかと言えば
マッタリとした、誰からも好かれる天然なキャラ。
『オレは悠長なほうだぜ』とスラッシュは言っておりますが、
本人がそれに全く気づいてないあたりが、本物の天然の証拠。
ドラッグの記述も、よくあるテの「内面に潜り込むため」でなく、
ただ、ひたすらベロンベロンになりたいがためにハマってたタイプ。
あまりに見も蓋もなさすぎる理由に、これまた本人の人柄が出てます。
で、本の内容の半分以上はアクセル(とガンズ)の思い出を語ってます。
そこでも、意外だったのは、アクセル・ローズに対して恨み辛みを述べるでもなく、
淡々と彼独自の言いまわしで、アクセルとの思い出・愛を語ってること。
翻訳で読んだだけなので、本当のニュアンスは解りませんが、
アクセルが居なくなって、やっぱり寂しいみたいです。
「自分(スラッシュ)のギター」と完璧にハモれるのは
「アクセルの歌」だけだと、お互い痛いほど解ってたそうですから・・・
という意味で、アクセルがガンズを抜けたスラッシュに対して、
未だ持って辛らつな態度をとり続ける、理由がよく解る気がします。
愛憎入り混じった関係なんだなと。
最後に一つ残念だったのは、アクセルが珍しくスラッシュを誘って、
ニルヴァーナのライブに出かけたとされるエピソードがなかったこと。
スラッシュ本人は、その当時ピンとこなかったそうなのですが、
その時の2人の様子はどうだったのか、詳しく読んでみたかったです。
ガンズの栄枯盛衰を知りたい人は必見!ただアクセルとスラッシュの泥沼関係に期待する人は拍子抜け。
★★★★★
これは、元ガンズ&ローゼズのスラッシュが自らの記憶を元に作製された本で、473ページもある重厚本です。
内容は、スラッシュの幼少時から2007年9月までのもので、セックス、ドラッグ、酒、窃盗とこの時代のロッカーのご他聞に漏れない過激な内容を淡々と語った内容になっています。
しかし、皆さんの興味の対象は、あの人“アクセルローズ”とスラッシュとの泥沼な確執について書かれているかについてでしょう。
ネタばれになるので、あまり書きませんが、簡単に記すと、ガンズが売れてくるにつれ、アクセルの我がまま度が激しくなって、すれ違いが多くなっていき、今のようになった、と本の中ではアクセルを非難しています。が、実際のそのことについてスラッシュとアクセルが直接火花を散らて、ののしったりケンカしたことも無かったようで、他のバンドにありがちな、そういう人間関係のドロドロ、殺伐としたところについての記述を期待するむきには、全く拍子抜けな内容だと思います。
でも、内容の中核はやはりガンズのことが大きいので、ガンズがどんどん大きくなっていき、そして崩壊していくさまをスラッシュ本人の体験を通して語られる内容は、バンドメンバー以外のライターが見て書かれたものとは違う生々しさがあり、ゲップがでるくらい読み応え満点な内容になっています。
悲しみだけが
★★★★☆
成功したストリートバンドの末路が克明に記されている。
自ら語っているように、もう二度とガンズのように
短期間で数々の記録を樹立し、栄光を極めるバンドは現れないだろう。
だからこそ、あのバンドが見れないのは残念でならない。
星4つは、ドラッグに関する記述が多すぎるから。
もう、今はやめていることを願う。