島谷の歌唱は「亜麻色」の頃はまだ一生懸命歌っているだけという面もあったが、この「元気を出して」で、セクシーさを伴うようになった。「幸せになりたい」「あなたが思うほど悪くない」という部分は、いささか下品な表現になるが、素肌で魅惑で誘う女の表情(<-声が)。
またいろいろなマシキでもB面を軽視していない。このB面でも「祈るよ~」「恋の矢がもしあれば」という、ハスキーでセクシーな歌声。くびれたウ!エストの、セクシーな小悪魔といった風情である。この歌声は確かになごみは決して与えないが、ここから「元気を出して」もらえるかは、これはもう好きかどうかでしかない。島谷ひとみがうまいか下手か、音楽が上等か下等かではなく、セクシーかどうか、ではないかと思った。ちなみに自分は島谷の顔はよく知らないので、実物がセクシーかどうかは知りません