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ソルトン・シー 特別版 [DVD]

価格: ¥3,980
カテゴリ: DVD
ブランド: ワーナー・ホーム・ビデオ
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脚本が荒削り ★★★☆☆
 ダニー・パーカーはドラッグ取引のタレコミ屋として生計を立てている。ダニーを利用している覆面警官2人は、決して彼に好意的ではなく、彼を生かすも殺すも自分たち次第という高圧的な態度だ。ある日、これまでにないほど大規模なヤクの取引の情報をダニーが握り、物語は一気に急展開することに…。

 アメリカでのDVD評は概ね好評ということで、それを信じて手にしました。しかし私としては期待が大きかった分、その荒削りの台本には少々不満が残りました。

 ダニー・パーカーには確かに隠された秘密があります。彼が麻薬取引という大きな闇の世界に足を踏み入れざるをえなかったその意外な事情には、男として同情するべき点も少なくありません。

 しかし、この物語にはサブ・プロットして、アパートの隣人コレットとの交流が描かれるのですが、それがひどく喰い足りません。短兵急に攻め立てる展開には、驚きよりも戸惑いを感じました。コレットにデボラ・カーラ・アンガー、そのボーイ・フレンドにルイス・グスマンという個性どころを配しながら、この程度の扱いに終わったのは残念です。

 脚本担当のトニー・ゲイトンはまだまだ。そもそもこの脚本は自身をライターとしてハリウッドに売り込むためのサンプル品だったとか。それが思いもよらず映画化されることになったということですが、やはりもう少しブラッシュ・アップが必要だったと思います。この映画に続く彼の脚本作品「完全犯罪クラブ」もいまひとつだったなぁということを思い出しました。

スローテンポのストーリー ★★★☆☆
「トランペット奏者トム」と「薬物中毒者の密告屋ダニー」を使い分けていた主人公。「トム」として妻を殺された事に対して復讐を遂げ、「ダニー」としては死を選択した彼の、複雑な深層心理が語られている。彼の背景が解るまで1時間ほどかかる、スローテンポの作品。はじめから勢いよく話が進めばもう少しのめり込めたと思う。
結構長い映像特典は面白く拝見。監督が「フィルムノワール的な雰囲気」を意識した箇所ではまさにその意図通りの効果が大当たりしていた。
出演者の中で特筆すべきは「ヤクの売人で付け鼻をしたヴィンセント・ドノフリオ」。役作りのために20キロ太り、日焼けした大男となっている。今は痩せたり太ったりして役作りするのが当たり前のようなご時勢だが、彼は前からこういう役作りを当たり前にするサービス精神旺盛な役者。今回も大いに楽しませて手頂いた。

冒頭、戦中戦後の日本での覚醒剤蔓延の様子が語られている。2発の原爆の話が冗談として語られていたことが、心に大きく引っかかった。

男は強くて哀れなり ★★★☆☆
妻が死んだときすでに自分の気持ちも死んでいたのか 確かに何でも出来るが 彼のとった行動は 女の私にはうなずけない