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中原中也詩集 (新潮文庫)

価格: ¥546
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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音楽的な響きに魅せられて ★★★★★
 中様といえば、やはり国語の教科書ですよね。私が読んだのは「汚れつちまつた悲しみに」でした。悩み多き思春期の学生の心が惹きつけられずにいないこの印象的なフレーズ、そして中様得意のリフレイン。しかし、当時はそこまで中原中也に興味は持たず、その後10年くらい経ってから、ようやくこのハルキ文庫さんの中也詩集を読みました。そしたらキューンと全詩集が欲しくなって、角川ソフィアさんから出ているものを購入しました。そのうち山口県に行くかもしれません、吉田松陰と中原中也を生んだ土地には行かなくてはならない気がします。
 中也に魅力を感じるのは、その音楽的な詩風、宗教的な素質、人間臭い性格のためであると自分では分析しています。「サーカス」の、「ゆあーんゆよーんゆやゆよん」というブランコの音は一度聞くと忘れられなくなるし、「人みなを殺してみたき我が心その心我に神を示せり」「世の中の多くの馬鹿のそしりごと忘れ得ぬ我祈るを知れり」等は、ストンと胸に落ちます。大学出ではなく、なかなか詩が認められず、恋に破れ、愛児を相次いで亡くした中也。人一倍繊細で敏感な心で、雑になる一方の世の中を生きていかなくてはいけなかった中也。親に嘘をつくのはいただけませんが(笑)・・。良くも悪くも本当に人間臭い人だと感じます。
 中也の詩は、自分という存在を強く意識し、しかもその自分に戸惑い、持て余し、葛藤する多くの若い心に庇を貸してくれるような詩だと思います。たとえ詩風が時代に合わなくなっても、そうした青春のこころを美しく描き出した中也の詩は、これからも読み継がれていくのではないかと思っています。
 中也に関しては、「名言・中原中也」とか、恋人だった長谷川泰子さんの書かれた本とか関連本が色々ありますので、興味をもたれた方は詩だけでなく、そうした本もぜひご一読を。
山口県にある湯田温泉に行ってきました ★★★☆☆
山口県にある湯田温泉に行ってきました。東京から電車で行くとちょっと時間がかかります。
だけと、静かで良い所でした。カワハギが美味しかったです。
行ってから知ったのですが、ここが中原中也の故郷だったのですね。
中原中也の記念館もありました。
この町を散歩して、温泉にでも入り、中也の詩を読んだりして、なかなか優雅でした。
人生がちょっと変わった ★★★★★
子供心を失わない素直な人だ。
毎日ふっと思いつくのに生活のためにふりはらってしまうような事をちゃんと思い返して詩にしてる。
私は、もうそんなこと考えたってしょうがないと諦めてたのに。でもそうゆう生活って自分がよくわかんなくて余計に辛かった。
これを読んでやっぱり私もまた子供の頃みたいに生きようてゆうか気持ちだけでもそうしようと思えた。
この人は金持ちの子。だからこんなに詩を書けたのか。でもかんけいなく感動する。
やっぱ世の中に必要な人だ。
狂おしさと、愛おしさと。 ★★★★★
中原中也の詩に出会ったのは高校一年の時でした。当初から独特のリズム感、詩が持つ世界の空気感に惹きつけられていました。高校二年の時、教科書に載っていながら授業で取り扱わなかったのをきっかけに購入、有名な詩以外にも魅力的な詩ばかりで買ってよかったと素直に思いました。哀切な響きと、それを包み込むような言葉の柔らかさと温かさ。またそれとは違って、悲しみに胸が締め上げられるような攻撃的なものまで、本当に感動しました。
やばいです。 ★★★★★
高校時代にこの詩集を読んだときには、あまり好きになれなかった。
でも、浪人しているときにもう一度読んだら、胸が締め付けられるようだった。
心になにか暗いものを抱えてる人が読むとヤバイ詩ばかりです。