この漫画ではその日女子(漢字はこう変えてあります)達を、次期女王壱与を主人公にかいたものです。女王というよりは、「聞こえさま」という名前で呼ばれる、王に次ぐ人という設定です。つまり普通に男性の王もいます。
卑弥呼が女王になると争いがおさまった、ということから悪いイメージをあまり持たないのですが、ここではまた違った日女子像を楽しめます。山岸凉子の作り出す妖美な世界がそれを一層引き立てています。
「日出処の天子」と比べると、時代柄衣装の華やかさは劣るので、ストーリーを楽しむ形になると思います。