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ユース・アンド・ヤング・マンフッド

価格: ¥2,205
カテゴリ: CD
ブランド: BMG JAPAN
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   フォロウウィル3兄弟と、その従兄弟の4人からなるテネシーの4人組キングス・オブ・レオンのデビュー・アルバム。髭と長髪の、まるで70年代のサザン・ロック・バンドを思わせるルックスは、彼らの平均年齢が21歳と聞けば、その衝撃度はさらに増すはず。で、やっている音楽はと言えば、サザン・ロックとカントリーをブレンドしたような土臭いロックンロール。確かにレイドバックしたようなところもあるけれど、パンクと言うか、ガレージっぽい性急さも合わせ持っているところが、70年代のサザン・ロック・バンドとの決定的な違いだ。それが単に技術の問題なのかどうかは、その答えは次作を待たなければわからないけれど、ロックンロール・リバイバルの枠を越えて、大化けしそうな予感は確かにある。(山口智男)
これはサザンロックじゃねえ ★★☆☆☆
確かにレトロで土臭い。南部的な臭いも漂っている。
しかし、ライナーノーツでは、やたらとスキナードやオールマンズと比較しているが、そんなスケールは感じない。
何よりもボーカルが弱すぎる。比べてしまうと演奏もチープでB級バンドとしか思えない。

サザンロックを期待するなら、裏切られる作品。
ロックンロール・リバイバルなどと言って流行ってたガレージだ。
そのうえ、この作品以後は売れ線の楽曲にシフトしている。

本当に期待していただけに、がっかりした。
激渋ロケンロール ★★★★★
まずこの音楽はアメリカの20代前半の聴く音楽でもないしやる音楽ではない、普通は。しかし、アメリカだからこそ出現するバンドだと思った。70年代のアメリカの土着型ロックンロールを基本として現代的エッセンスがうまい具合に融合している作品だ。歌ものとしても非常に魅力的でボーカルが本当にいい味を出していてこういうシンプルなロックにはすごくマッチしている。楽曲がもっとこなれてくれば本当にいいバンドになるはずだ。期待大。
骨太直球ロックンロール ★★★★★
ラップやブラックミュージックが主流のミュージックシーン。
ロックはといえば自閉症気味のひねくれた音が人気というこの時代に突如現れた骨太直球の土臭ーいロックンロールサウンド。
ストロークスと比較されることもあるようだが、私の中ではまったく違うスピリットを持つバンドだと思う。
ストロークスのレイジーさ、脱力感とは全く異種の硬質のテンション!
技術うんぬんではなく、彼らの持つ熱い演奏、とても23歳とは思えないいぶし銀のボーカルにガツンとやられた。
若いのに一本筋の通った、昔かたぎのスタイルは若い人だけでなく、オールドロックファンにも訴えるものがあるだろう。
素直にかっこいいと思えるアルバムだった。
アーティストの意向により対訳はないのが、残念だがボーナストラックもかっこいいのでぜひ邦盤をおすすめしたい。
激烈スワンプ熱愛宣言 ★★★★☆
 ガレージとサザンロックの融合ーーなどともっともらしい売り出し文句が与えられているようだが、要するに技術も経験もない若造の「スワンプ熱愛宣言」と捉えればいい。

 今年49才の上司に聞かせて「立ち位置がグランドファンクみたいでしょう」と尋ねてみたところ、「グランドファンクのほうが100倍上手かった」と口で言いつつ嬉しそうに聞き続けていた。

 たぶん、今年のボナルーフェスティバルに参加したバンドの中では一番下手。スワンプ系には違いないが、泣きのギターも湧き出るようなブルースフレーズも弾けない。ヘタッピだから妙にパンクっぽく聞こえてしまうけれど、デビュー当時のトム・ペティ&ハートブレイカーズもこんなだったはず。

 ロックへの前のめりな熱愛ぶりがあまりにも鮮烈なので、今後の成長が楽しみで仕方ない。今、デビュー作1枚で聞き手をそんな気持ちに誘うバンドは、彼らぐらいしかいないと思う。大物になりますぜ。