犯罪とメディアの関係を追求しながら進められていくサスペンス・アクション。先輩から後輩への世代交替という、アメリカ刑事ドラマの伝統にのっとった作品でもあるが、ドラマの途中でいなくなってしまうにもかかわらず、作品全体のイメージをデ・ニーロが支配し続けているのは、さすが名優の貫禄である。(的田也寸志)
ロバ・デニ大好き♪
プロポーズしたいのに・・・彼女に仕事の電話があって切り出せない。
改めてゆっくり・・・と自宅で、彼女への気持ちをメッセージカードに。
書き直したりする所が、またカワイイ。
エドワード・バーンズ、カッコ良さが目立った!
プライベートライアンから、気になっていたけど・・
この作品で、彼の男らしさにキューン☆
目撃者の自宅マンションでの仕掛けられた火災での
あの迫力あるシーンは、スタントマン無しで
頑張ったのを聞いていたから、
カッコ良さも、満点!!
映像という「リアリティ」を武器に、真実を創り出すメディアを巡る現代的欲望の物語は、その批判精神から社会派作品とみることもできるし、ノリからエンターテインメントとすることもできる。法律を利用するタイムリーな類似性は『39 刑法第三十九条』と、メディア権力については『インサイダー』と併せて、一見の価値あり。
自由主義人権主義ばかりがまかり通り、人間性の失われた社会の絵図が
マスコミから流されここでもまた暴力が行われる。
一方、犯人によって撮影されたエディ刑事(ロバート・デニーロ)に
まつわる一件はこの社会をストレートに映すための象徴的なもの。
プライベート・ライアンでも好演しているエドワード・バーンズが主役で
デニーロはいちおう脇役。の筈なんだけど濃すぎかなぁ。
まぁ途中で主役交代と考えればいいのでしょう。
そういったことを除けば社会派バイオレンスとしてよく出来た映画です。
見ていて思わずニヤっとする場面があり、閉じ込められた火災現場から
力技で危機一髪脱出する場面あり、犯人との緊張の対決があったりと
最後まで飽きさせません。ショッキングシーンは描写があまりに
むごたらしくて笑えなかったりしますので覚悟がいるかも。
しかし、デニーロはこういうシリアスでしかもちょこっと
とぼけた役がお似合いかもしれない
犯人役の俳優もはまり役だし
安心して見れる(笑)