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日本経済の200年

価格: ¥4,935
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: 日本評論社
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経済発展とは何かを再考する ★★★☆☆
 グローバリゼーション、IT革命、構造改革、高齢化など、現在は経済の歴史の中で一つの大きな転換点にあるように思う。そうした中で経済はどうあるべきかということに関心が集まっているように思う。しかし、そうした議論では新聞の論調でさえ表層的な言葉が飛び交っている。こうした時期に過去日本が経験した大変革を今一度客観的に眺めてみることは大きな意味があるのではないだろうか?
 本書は江戸から戦後の高度成長までを、豊富なデータを使って幅広く俯瞰している。具体的なデータで見ることで、とかく英雄伝で彩られやすい明治維新の位置づけや、日本固有と考えられる日本的経営などの実態もより分かるのではないだろうか?
 内容は一般人にとっても十分読めるようになっており、広く教養としても有用だろう。
 残念なのは、本書全体を俯瞰した考察の章が冒頭に少しあっただけだったことだ。出来れば最終章にもう少し充実したものがあっても良かったと思う。
縦に見た日本経済史 ★★★★☆
様々な分野で活躍する学者による共著である本書は
タイトルの通り、日本経済の歴史をこれまでにない
タテの観点からとらえたものである。
年代ごとに輪切りにしてかかれた日本経済史の本は
多くあるが、各テーマごとにタテに長いスパンでとらえた
本書は経済を専門とする人以外にも
教養的な本として読む価値があるだろう。

例えば、人口、紡績、農業、金融などのテーマがあるが、
どれも一読の価値がある。

全体としてのボリュームは大きいが
各章はシンプルにまとめられているので
見かけによらず読みやすい良書である。