ソフトウェア開発に関わる人全員にお勧めしたい本
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ソフトウェアテストを行うために必要なことがまとめられていて非常に勉強になります。
内容は特定の言語などに特化していないので適用範囲は広いと思います。
反面、数学的な用語や図を使用しているため抽象的な表現となり気合いを入れて読む必要がありました。
また所々で記号を間違えている箇所が目に付いたので、読むときには図表を鵜呑みにせず書かれている内容を理解しないと躓きそうです(第1版7刷)
くすぐりが面白い
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各所に散りばめられた皮肉やくすぐりが、密かに面白い。
苦笑すること度々、訳者にも感謝。
一般にテストはデバッグの後に行うでしょうか?
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P8「一般にはテストはデバッグの後に行うが」という記述があって驚いた。
自分の知っている開発では、デバッグの後にテストを行っている場合があるためです。
ハードウェアにべたべたなソフトウェアでは、テストをやろうにも、デバッグしていないとテストが通らないので、デバッグして、かろうじてでも動く状態になって始めてテストに係ります。
何のテストをしようとしているのか。テストを支える土台がある上でのテストであれば、テストをして、バグを見つけ、そのバグを取る作業をデバッグと呼ぶのかもしれません。
動かないソフトウェアの場合には、動かすためのバグ取りをした後でないと、テストができないことがあります。
P8「デバッグは未知の初期条件で始めることが多く」とありますが、デバッグは特定の初期条件でしか始められません。未知の初期条件で始めるためには、デバッグが済んだ後のテストの段階で、未知の初期条件でも動くかどうかをテストするのではないでしょうか。
P9「テストの設計と実行については、かなり自動化されているが、デバッグについては、まだ夢の段階である」というのは同感です。
テスト技術者必見!!
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この本は私がテスト関係の業務について一番に読んだ本です。
姉妹本の 「実践的プログラムテスト入門―ソフトウェアのブラックボックステスト ボーリス・バイザー著 」といっしょに読まれる事をお勧めします。
私がテスト関係の業務をしたころはこの本しか見つける事ができませんでしたが、今はテスト本はたくさん出版されています。この本は分厚い本で読むのが大変ですが、テスト技術者になるにはこの本は最低でも読んでいただきたいと思います。 ソフトウェアテストのバイブル的な本です。
ソフトウェアテストの基本となる2冊の本のうちの1冊
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ホワイトボックステストに関して、バイザー先生の
この本を読まずして、プロの間でまともな会話は成立
しないんじゃないでしょうか?
ブラックボックステストに関しては、同じくバイザー
先生の手になる「実践的プログラムテスト入門―ソフ
トウェアのブラックボックステスト」がおすすめです。
この2冊に書かれていることを理解せずして、ソフ
トウェア技術者を名乗ることは、ちょっと勘弁して欲
しいというくらい、基本中の基本の書籍だと思いま
す。