インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

価格: ¥1,800
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル ミュージック クラシック
Amazon.co.jpで確認
論ずることの意味すら忘れさせる作品 ★★★★★
1959年12月28日ニューヨークで録音。この不滅のトリオは、「ワルツ・フォー・デビー」および「サンディ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード」の収録からわずか11日後、1961年7月6日に25歳の若さでラファロを交通事故で失うことになり、1年に満たないほど実は短命である。

このアルバムは実に静かに時を流す。しかしながらスロット・ラファロのベースもポール・モチアンのドラムもビル・エヴァンスのピアノに挑みかかっていてインター・プレイは青い火花を散らしている。一方でどこか死の影を感じるアルバムである。また、論ずることの意味すら忘れさせる作品でもある。

ピアノを弾くものにとっても、ベースを弾くものにとっても、ドラムを弾くものにとっても、何故彼らがああ表現し得たかを考えさせられる作品である。しかし聴いているうちに考えることすら出来なくなる。ほんとうのチカラを持った演奏というのはこういうものなのかもしれない。ピアニストにとっては永遠の憧れのタッチだ。
これが嫌いな人がいるだろうか?僕はあったことない。 ★★★★★
Jazz初心者、Bill Evansを初めて聞く人、ジャンル問わず美しいピアノの音色が聴きたい人
すべてにお勧めできる作品。

従来のスタンダードナンバーを、これでもかってぐらいクリアに、これでもかってぐらい洗練
させた音色で表現してる一枚。「Come Rain Or Come Shine」から「Blue In Green」まで、
水の流れのように心地よく、あっという間に流れてしまう。
モチアン、ラファロとの三位一体のバランスの良さに加えて、クラシックの影響を受けてる
印象主義的で、音の余韻が長く残る、エヴァンスの優美なタッチは耳から涼風が吹き込んで
全身にすがすがしい物が伝わっていく感じがする。

リバーサイド四部作はすべて傑作だが、とりわけこの水のように広がる浩然とした音の空間は
他の作品とは一線を引いてると思う。題名通り、一番残るものが多い一枚かもしれないな、
普段何気ない所で、ふとメロディが流れてたりするから、、、
ポートレートインジャズ ★★★★★
天才ビルエヴァンスの能力を最大限に見る事ができる音源です。
名曲「枯葉」は2テイク収録されていて、両方とも素晴らしい出来になっていると思います。
「いつか王子様が」も名曲ですが、エヴァンスの味が非常に良く出ていて、とてもいいです。
セントラルパークに枯葉を拾いに行きたくなる ★★★★★
「ワルツ・フォー・デビー」「アンダーカレント」「サンデー・アット・ビレジバンガード」と並ぶエヴァンスのベストの1枚。CDではオリジナルになかった別テークの「枯葉」が入っているが、やはりオリジナル版の「枯葉」がいい。スパイラル状に絡みつくエヴァンスとスコット・ラファロとのインタープレイを聴いて欲しい。天才ベーシスト、ラファロの死後いろいろなベーシストと共演しているが、やはりラファロ、モチアン(ドラム)とのトリオの演奏を超えるものはない。秋の寂しい日に聴くと、セントラルパークに枯葉を拾いに行きたくなる。(松本敏之)
ジャズピアノトリオの金字塔 ★★★★★
約半世紀前の録音でありながらも、古臭さは全く感じられない。スピーカーから飛び出してくる音は、いつ聴いても驚くほど斬新かつエネルギッシュだ。主役ビル・エヴァンスのピアノが音空間を支配し、天衣無縫に飛翔する。そのタッチは透明感に溢れ縦横無尽、音色は知的かつリリカル。演奏は瑞々しく、しなやかで雄弁だ。リスナーのイマジネーションをいたく刺激するプレイぶりに、我が魂も天翔る。
凄いのはエヴァンスだけではない。ピアノに的確に反応するスコット・ラファロのベースにも耳を奪われる。ぶっとい音色で低音域を占領する。単なるボトムでのリズムキープだけでなく、ピアノに対峙し雄弁に語り合う。素早いプレイでありながら、音程の狂いもなく、メロデイアスでグルーヴ感覚に溢れる。
この二人に絡むのが、ポール・モチアンのドラムスだ。リズムナンバーでは先頭に立ちトリオを引っ張り、バラードでは背後に隠れ、繊細なブラシで曲を演出する。放っておけば拡散していってしまうサウンドに、彼のドラムスがくっきりとした輪郭を与える。
この三人プレーヤーがスタンダーズ曲を題材として、お互いを刺激し合いながら、自由な発想でやりあう。あるときは三位一体となったアンサンブルが、あるときは個々の奔放なアドリブ演奏が、リスナーの心に深く浸透してくる。
後半のバラード三連発にノックアウトされた方は、是非次作の"Explorations"をお聴き下さい。より深みを増したビル・エヴァンス・トリオのバラードの世界が味わえます。