☆美学の追求の答えは・・・☆
★★☆☆☆
前作『スカイ・スクレイパー』から11年の歳月を得て、リリースされた今作ですが、前作ではそれなりにエレガントで1曲目から『いかにもABC☆のサウンド!』と言う感じで頬を緩めた記憶がありました。マーティン一人でのABCでも、やっぱりABCのサウンドになっていて非常に嬉しかったりしました。その後にリリースされたライブCDも、選曲や曲順に狂喜し感激したりしました。
今回は音的にはアルバム『Beauty Stab』と『UP』を融合させたようなシャープな印象を持ちました。『やっぱりABC☆の音!』と思えるような個性が出ていないのが残念・・・な部分です。ABC☆ならではの持ち前の美しいメロディーとサウンドであるポップでエレガントな曲がもっと聞きたい・・・と個人的に思って居たりします。僕も彼等と共に年齢を重ねて色々と変化を遂げても、それは当たり前なことで、マーティンにとっての今の答えが、このアルバムなのでしょうね。