Mayaさんのマイナーレーベル時代の１stと２ndの曲を中心に選曲されているベストアルバム。
　1stはかなり入手困難となっていて、プレミアムがついているらしいです。私は２枚とも持っていますが、このベストにのみ収録されている松田聖子のスイートメモリーズがある以上、買わざるを得ないわけです（聖子のオリジナルも素晴らしいですが、Mayaさんの表現もまた別の魅力を生み出している好演です）。
　選曲は松尾明さんということですが、１枚のアルバムとして通して聴いたときの構成を考えて慎重に配列されているようで、たとえば「ベサメムーチョ」のような評価の高い曲でもあえて収録されていない？場合もあります。そのせいもあってか、２枚の初期アルバムを持っていても、独立したアルバムとして十分に楽しめます。
　「私はピアノ」「My Heart Belongs to Daddy」「Give Me the Simple Life」「Why Try To Change Me Now」等、ステキなパフォーマンスがしっかり収録されており、ヴォーカルもの愛好者に広くお勧めできる好アルバムとなっています。ベストアルバムだからと言ってけっしてあなどることは出来ません。