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戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか

価格: ¥3,360
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
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表題負け ★☆☆☆☆
本書は、文部科学省からCOEに選ばれている神戸大学の教授によって書かれたものであるが、期待はずれの産物であった。過去40年のデーター分析をした労力は認めるもののあまりに論旨展開や結論が稚拙である。筆者は「事業立地」という概念を提示し、成長を遂げていくためには、経営者の能力とその事業立地をいかに転地していくかということを結論づけている。一見、もっともらしい結論にみえるが、これはある意味実務の経営からすれば当たり前の話である。膨大と思えるデーターを精査してにもかかわらずこのような結論しかだせないのは、やはり、実際の経営をしらない学者ならではの結論である。日本の経営学者のレベルの低さが如実に現れている愚作である
お疲れ様でした ★★★☆☆
すばらしい。たいへん手間がかかっているのが
よくわかる。にしても、売れないんだよね。

数十年後に戦略が不全してるっていわれて
もね。遅すぎる。

本書の良いところは本文の内容がよくわからん
という私のような頭の悪い読者のためか、サマリー
を作ってくれているところだ。それを
読むだけでも価値有り。天晴れ。
あまり納得できない ★☆☆☆☆
データ整理の緻密さは評価、敬服するが、結論はいただけない。経営学ではなく
産業論なのか。理由は下記の通り。
1)現在の戦略不全の原因を数十年前の戦略転換ミスに帰するナンセンス。
2)優良企業の立地は処方薬、電気工事の分野。電気工事の大株主は電力系で
 あることを一切書かず。医薬や電力は完全な規制産業。
3)上記論理から推測すると、現代日本企業の経営者は50年後の将来を正確に
 予測し、規制産業に転地すべき、となる。
4)10年後の予想もままならないことは、10年前を振り返って、現在の状況を
 予測できたかどうか考えれば見当がつく。
5)今後は、経営者の直観力が研究課題というが、その分野の研究は既に
 日本でもかなり蓄積されており、著者が初めて発見したかのような描写は
 疑問。
6)日本企業の利益率の低さは、戦略不全の証拠なのか。株主圧力にさらされ
 短期利益を追い求める欧米企業とは一線を画して別指標で説明すべき。
やっぱりよかったです ★★★★★
戦略不全の論理を読んだ方は、御理解頂けるかも知れませんが、
前作よりも、データの量が多く記載されており、
書籍というよりは、論文!?資料!?といった内容でした。

とはいえ、前作を読んでなくても、大丈夫な内容の本だと思います。

冒頭に「訓戒」「指針」といったところに、
記載されている内容が、順に暴かれていく構成となっていて、
前半は日本の上場企業1013社を、ある指標を用い(Σとか覚えてないっす)
企業の利益成長の「持続力と跳躍力」と、戦略のリスクを測定し、
戦略不全企業をあぶりだしています。

あと、この本では新しいキーワードとして、
「事業立地」という言葉がちょくちょく登場します。

この辺の話は、ビジョナリーカンパニーでも書かれていましたが、
事業立地に関しては、経営者が肥沃な事業立地を選ぶかどうか、
また事業立地が不毛になる前に肥沃なところに
「転地できるか」が分かれ目だと三品先生は言っていました。

なんせ、データの量がハンパないです。
論文には、データがなければ何も証明したことにはならない。
とは言いますが、ここまで実名を出し、オタクの会社は戦略不全を起こしています。
つまり、戦略が機能していないので、しっかりしてくださいよ。

とアナウンスするのは、ある意味スゴイことですね。
従来とは異なった視点から企業を分析 ★★★★☆
「経営戦略を問いなおす」が面白かったので、読んでみました。
特に難しい部分もなく (一部数式が出てきますが、意味は本文中で
説明されているので問題なし)、スラスラ読むことが出来ました。

内容は、著者が設定した三つの指標を使って戦略不全企業、優良企業を選び出し、
企業の事業立地、経営者の移り変わり、経営者の任期といった観点からさらに
分析していくといったものです。

著者は、紡機、繊維産業などの事例を持ち出し、企業の業績は何より企業立地に
左右されると説きます。しかし、立地を変更するのは容易ではありません。
優れた経営者と長期の任期が必要条件であり、それらに恵まれない企業はズルズル
後退を続けていきます。

現代は、長期間にわたって優れた手腕をふるった創業経営者が専門経営者(要は創業
経営者じゃない人)にバトンタッチしていく節目の時期であり、優秀な専門経営者を育てる
ことが今後の企業にとって不可欠であるという主張で本書は締めくくられます。

いろいろな角度から企業を見てみるにはうってつけの本だと思います。

(巻末に全東証一部上場企業の調査結果が載っています。大方は巷の評判どおりですが、
ときどき意外な結果の企業もあり、見ていて楽しいです)