女性ボーカルがキュートボイスでノリ良し、いいかんじの音楽です。若干静かな部分があるけど、全体的にリズム感良いしラブムード溢れる感じです。特に前半の曲が良いです。(買った商品のジャケットに歌詞は付いてませんでした。)

2008年に入り、DEADMAU5との競作盤ががリリースされてからプログレ魂を注入されたのか、このアルバムではオープニングからDEADMOU5‾PRYDAあたりのIBIZA、北欧プログレの影響も感じさせる最新のサウンドに進化を遂げています。

しかしKaskade独特のメロディーの美しさと軽快さ、エレガンスは全くそのままで、すばらしい融合加減です。前半は新しいKaskadeものスタイルを見せつつも、中盤に至るにつれて、いつものディープ・ハウス・マナーの曲やムーディーで奥行きの深い曲も織り交ぜつつ、後半ではCorinne Bailey Raeのようなフォーキーな曲まで入っていて、今までにない幅広さです。アルバムとしてのトータルな完成度もなかなかでしかし散漫な印象もありません。KaskadeがOM‾Naked流のディープハウスから最新のエレクトロ・プログレッシブハウスへ進化を遂げています。しかも傑作と言ってもいいでしょう。

そしてすべての曲にボーカルが入っています。
録音状態（マスタリング）も良く、オーディオチェック用のCDとしても使えそうです。

日常のサウンドトラックとしてはとてもいい。
心地よい毎日を演出してくれそうですよ。