考えてはいけない、考えなくていい、フワフワしよう、ぼけーっとしよう、この音楽達を聴く時は脳を使わなくていい。

シューゴさん自身が言っていたが、歌詞に意味はない、とのこと。確かに真面目に歌詞の意味を捉えようとするとこれ程難解な言葉の繋がりは無い。でも洋楽等を聴く時に、歌詞の意味を先に考えながら聴いたりする人はあまりいないように思う。やはりまずリズムから、メロディから、ノリから味わうものではないだろうか。

鍋やコップ、玩具の笛やハーモニカ、ギターの音、何故ここまで世界観を確立できたのか、トクマルシューゴは妄想人であり、その世界を人々に伝える手段を得ている。

彼は今日もホームセンターへ楽器を探しに行っているかもしれない...。

脳の息抜きに、私はこの音楽を聴いています。

トクマルシューゴを初めて見たのはたしか、アップルストアのフリーライブだったかと思う。
文化祭の即席バンドのような雰囲気を纏い、随分と「独特」な話し方をするトクマルに
妙な期待感を抱いた事は今でも覚えている。
案の定、彼の音楽は独特で、いっぺんに魅せられてしまった。
特に、本アルバムにも収録されている「GREEN RAIN」は、七拍子と六拍子を巧に行き来する
段違い平行棒のような曲で、一際異彩を放っていた。

今では広く知られたポップメイカーであるトクマルシューゴであるが、
本アルバムが今の彼を彼たらしめているのは間違いないだろう。

ポップでどこか偏執的。
なんとなくたまを思い出してしまいました。
素晴らしい。

ラジオで偶然耳にしてあっさり虜になって購入してみました。
こういう音作りをしてる人なら他にもいるし、目新しい音ではないけど丁寧に作られてて聴いてて心地良い。
凝ってはいるけど全然分かり難く無くて嫌味じゃない。
こういう可愛らしいけど、それだけじゃあ片付けられない音楽大好きだわ〜。
こういうポップが売れるならもうちょっと楽しいのにねぇ。

USデビュー盤なので、英語で歌い直したのかと思っていたけど、日本語のまま。
ブックレットも日本語のまま。
もしかして、国内版から帯を無くしただけ？
ホントにUSで売る気あるのかしら？とも思うけど、まぁこの人の場合、音が圧倒的に重要なタイプの人だからあまり関係ないかな？
とりあえず入門用としてはこの価格は嬉しい。

コノセカイハキミノモノダケド、チョットボクニモクレヨ 独り呟くように そっと囁くように彼は詠います。なんだか悲しくなんだか柔らかな詞を包む綿のような“音”。この人は数年間引き籠って世界中のギターフレーズを研究していたそうですが、ちょっと可笑しな人ですね(^^;) 彼の頭の中にはあまりにも美しい“音”が溢れています。ちょっと覗いていきませんか?