それは結果論のみで語ると地球もろとも人類が滅びるか、その前に“地球”が文明を滅ぼすかという戦いだった。
どちらにしても人類に未来のないその戦いの火蓋は切って落とされてしまった。しかし、それを押し戻す鍵をシュウとシロンが持っていた。
意外な大技が、状況を逆転させる。
そして、自分のなすべき事を見いだしたシロンが、戦いを回避しようと【人間の恐怖と憎悪】の権化に挑む。
ギャグの衣を纏ったこのドラマが伝えたかった事は、心の移り変わりと、そこから生まれる憎悪とどうつきあうかという事だった。
この巻は泣ける人は、泣けます。
「戦うなんて絶対駄目なの!勝ったっていい事なんか一個もないだろう!」
シュウのこの叫びに何かを感じた人には観る事を勧めます。
そしてなんといっても、ジャケットがいい!
すべてを物語っているこのイラストは見るだけでも・・・うれしい。