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バッハ : 平均律クラヴィーア曲集 第1巻

価格: ¥4,893
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーレコード
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非常に立派な演奏です。しかし・・・・ ★☆☆☆☆
グールドの演奏はきわめて評判が高く、演奏も非常にユニークで傑出したものだといわれています。わたしはその意見に同意いたします。

しかし、平均律の神髄に触れようと思うのでしたらフィッシャー(Edwin Fischer)の演奏に襟を正して耳を傾けるべきだと思います。

どんなに録音が悪くても、どんなに技術上問題があっても、フィッシャーの演奏を聴き込めば聴き込むほど他の演奏は全く不要であることがわかると思います。

短い人生で貴重な時間を無駄にしないためにも、冗費をなくすためにもフィッシャー盤を購入し、他の盤はすべて処分することを進言いたします。

以上の理由から、演奏は非常に立派ですけど敢えて星を1個にしました。
嫌な情報 ★★★☆☆
1:輸入盤なら半額以下で一巻二巻とも揃います(Bach: Well [from UK] [Import] (B00062OHFQ))。
2:同時代に圧倒的な評価を受けたもののレコード会社の経営難で長らく廃盤だった Joao Carlos Martins の旧録音全集が(すご〜く高いですが)CD化されています(B00005NWOL, B00005NWOM)

星三つは単に値段の問題です。

グールド自身、テレビ番組で「四つの声部を部屋の四隅に置いた四つのスピーカーから再生して、リスナーには部屋の真ん中に座って聴いてもらいたい」などと言っていたわけですが、なかなか本音を漏らさない人なので、もちろん話半分で聞いておけばいいわけです。しかしそれでも各声部を明確に聴き分けられるように弾いているので、聴く側は知的好奇心を触発されて音楽にのめり込んで行くという筋書きです。彼はまるで玩具箱から次々と玩具を取り出して友達の気を引こうとする子供みたいですね。

「ほらほら、面白いでしょう?でもね、次はもっと面白いんだよ」
リヒテルのものとは違ったアプローチが楽しめる。これも名盤です。 ★★★★☆
最初の第一番でリヒテルとはまったく違うアプローチで、なかなか楽しめます。
ただ、最初に聴いたのがリヒテルのほうなので、個人的にはどうしてもリヒテルのほうが好きです。例の「刷り込み」ってやつですね。
グールドの『旧約聖書』は ★★★★★
グールドの『旧約聖書』は、実は見えない長いスパンに渡りニューヨーク30th・ストリート・スタジオでレコーディングされている。それは1962年1月10日に始まりおよそ7年後の1971年1月31日に終わっている。(のべ35日と24回のセッションと言われている(●^o^●))
例えば第一番ハ長調BWV846を取ってみても前奏曲は1962年6月7日、フーガは9月21日の録音である。それほどにグールドはこの自らの『旧約聖書』として残るこの録音にこだわったのだ。かくて第一巻は1965年に、第二巻は1972年に発売される。

既にグールドは、演奏会から『ドロップアウト』した1964年3月28日以前においては好んでこの平均律をリサイタルの曲目に選んでいる。グールドらしく前奏曲なしでフーガを演奏するというようなことも既に実践していた。グールドはこのバロック鍵盤音楽の最高傑作のこの曲においてですら、自らの好むと好まざるをハッキリと示していたのである。つまり、グールドは前奏曲よりフーガをはるかに好んだのだ。

このプロジェクトのプロデューサーを務めたポール・マイヤーズはこう言っている。
『10も15もテイクを録った。ほとんどどのテイクもミスのない完璧なものでありながらどれも全く違っていた。テンポやダイナミックスだけでなくレジストレーションも全く異なっていた。グールドが次々と生み出す新しいバージョンを聴いていくのは素晴らしい体験だった。』

ここに集積されたもの、それはグールドの平均律における最良の『解釈』であると言えるだろう。そこにこそこの作品のアイデンティティがあり、グールドのアイデンティティがあるのだ。

今後これを超える第1巻は現れない ★★★★★
私には、この平均律はユニークなものには思えない。むしろ模範的な平均律だと思う。音楽之友社出版J.S.バッハ (作曲家別名曲解説ライブラリー)平均律第1巻の解説、一語一句は、まさに、このグールドの演奏を解説しているように思えるからだ。グールドの第1巻は平均律入門にふさわしい盤であり、そして、今後これを超える第1巻は現れないだろう。