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吉野弘詩集 (現代詩文庫 第 1期12)

価格: ¥800
カテゴリ: 単行本
ブランド: 思潮社
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ポケットに詩集を ★★★★★
吉野弘の美味しい所を集めた本で、これ1冊で教養としては充分かと思います

「夕焼け」「生命は」は、最近まで教科書に採用されていました

個人的に、「雪の日に」は『幻・方法』から取材してほしかった

哲学的な「幻・方法」も載せてほしかった

しかし、「四つ葉のクローバー」は初めて読んだので収穫でした

いい本です、かなり。
子どもと大人と親への、応援メッセージだと思います ★★★★★
吉野さんの詩はやさしい言葉で静かに温かく語りかけてくれているので心に沁み入ります。
この詩集に載っているなかでとくに好きなのは、「I was born」と「奈々子に」です。
私のおなかにいる間、私の体の栄養を存分に奪って育った子どもたち、またそうされることを
全く厭いもしなかった私でした。
  お前にあげたいものは 
  香りのよい健康と
  かちとるにむづかしく
  はぐくむにむづかしい
  自分を愛する心だ。     (「奈々子に」より)
小さい子に振り回される毎日で、詩のような意識をもたずにいました。
少し距離を置いて見られる父親だから感じられたことかもしれません。
小さかった子どもたちに「香りのよい健康」と「自分を愛する心」を私なりにプレゼントできて
いればいいなあと、今頃になって思います。

ほかにも吉野さんの素敵な詩集があるようで、ぜひ読んでみたいと楽しみにしています。
詩の良さ ★★★★★
初めて詩集というものを買いました。短い文章の中で、端的に自分の感情や見たものを表現するのは難しいことです。文章力や表現力の勉強になりました。
「そんなこともあるのだろう 他人には見えて自分には見えない幸福の中で 格別驚きもせず 幸福に生きていることが 『虹の足』」
ピアノの旋律と共にこの詩人の世界を ★★★★★
この詩人大好きです。僕はこの詩は音楽から入ったのですが、いいようもない感動を経験したからです。

その経験は、日本の大作曲家の故人高田三郎氏が、吉野氏の詩に曲をつけた合唱組曲「心の四季」を聴いたときが更にそうでした。特に「風が 桜の花びらを散らす」と始まる詩の、人は見えない時間に吹かれている、という人生の儚さをうたうことばは非常に美しく、またそれを現に浮かび上がらせたのが高田氏の音でした。

そこから思うに、吉野氏のつむぐことばというのは、音楽にすれば旋律の美しさの中に、儚さや生きるたいへんさをしのばせさせるような、世界なのだと改めて思うわけです。日本語の響きを大切にし、抒情的な美しさが心にしみます。

安易なことばがなく、丁寧に選ばれたことばの世界です。

ちなみに上の詩は中島美華が歌う「桜色舞う頃に」の詞を作った女性に、大変なインスピレーションを与えたと思います。詩の構成が彼女の詞に活かされているからです。
詩を初めて読む人にも。 ★★★★☆
全体的にやわらかい。難解な語句はほとんどなく、容易に読むことができます。それでいて、谷川俊太郎とは違った感覚で、日常に潜む、奥深い感慨をしっかりと味わうことができます。一度、詩集でも読んでみようかなと思っている人にもお手軽な一冊です。