翻訳の仕事ã‚'ã-ていますが、意å¤-に困るのが、英語そのものより、アメリカé-¢ä¿‚のæ-‡åŒ-背景など、どã"でどうやって調べるかというã"とです。そういうæƒ...報は、いくら辞書ã‚'引いても載っていませã‚"。逆に、そういうæƒ...報がうまくå...¥æ‰‹ã§ãã€èƒŒæ™¯ãŒç†è§£ã§ãã‚‹ã¨ã€ä»•äº‹ãŒã¨ã¦ã‚‚はかどります。

その点、本書にはå®-教、映ç"»ã€éº»è-¬ã€ã¾ã‚"が、音楽…と、å¹...広い題材が一冊に詰め込まれ、現代アメリカが網ç¾...されていて、とても便利な参考書です。肩の凝らない読みやすいæ-‡ç« ãªã®ã§ã€æš‡ãªã¨ãã«ã¯ä»•äº‹ã«é-¢ä¿‚ない部分も読ã‚"で、é›'å­¦ã‚'仕å...¥ã‚Œã¦ã„ます。収穫が多くてå¾-ã-たæ°-分になります。

ï¼'人の筆è€...でなく、ï¼'０数名の執筆è€...がé-¢ä¸Žã•ã‚Œã¦ã„るとのã"と。その人数だからã"そ、ã"ã‚"な企ç"»ãŒå®Ÿç¾ã§ããŸã®ã§ã-ょうか。個人的ã!«ä¸€ç•ªèˆˆå'³ãŒã‚ったのは「音楽とインターネット」のナッãƒ-スター社の話題や、ä¸-界貿æ˜"センター（æ-¥ç³»ã®å»ºç¯‰å®¶ãŒæ‰‹ãŒã'たものだったã‚"ですね）の話です。

å-り上ã'られている題材のほとã‚"どが現在進行中の問題なので、テレãƒ"やæ-°èžã€ã‚¤ãƒ³ã‚¿ãƒ¼ãƒãƒƒãƒˆã§ãƒ‹ãƒ¥ãƒ¼ã‚¹ã‚'追うとき、役に立ちます。そういう広がりã‚'持った一冊です。欲ã‚'いえば、もっともっとå-り上ã'てほã-かった題材がありますが、言い出せばきりがないã"とですね…。

アメリカを見続けてきた研究者たちが編集・監修に携わった、一般読者向けのアメリカ社会を知るためのガイドブックです。執筆者のほとんどが学術研究者ですが、用語・表現はわかり易く、読者にアメリカについての専門知識は不要です。ただし一般的な知識は必要なので、高校生が読むには少し難しい項目もありそうです。

主に近年10年間（1990年代～2001年）にアメリカで起きた政治・経済・社会面での出来事や動向から、この21世紀にアメリカ社会が進む方向を象徴的に示すような項目が選び出され、１項目あたり１章、４ページ（2500字）程度で解説されています。各章の最後には参考資料リストがあり、これ利用してさらに理解を深めることもできます。HPのアドレスもあって便利でした。

大統領選挙人制度再考、2000年国勢調査、イチロー旋風と人種偏見、チャーター・スクール、サンシティの40年後、ディズニー王国に挑むドリームワークス･･･といった多彩な67項目が、分野別に大きく５つに分類されています。この分類に従って順次読んでいくことも、サブタイトル付きの詳細な目次を見て順不同に読んでいくこともできます。

2002年に出版された本書「21世紀アメリカを知るための67章」は、エリア・スタディーズの第一弾として1998年に出版された「現代アメリカを知るための60章」に、単に７章が書き足されているのではありません。67項目が新たに選択され、67章が新たに執筆されています。まえがきにあるように、改訂版というより新たなガイドブックと捉えたほうがよさそうです。ただし、項目がほとんど重複していないので（両書に重複する項目名が２、３ありますが解説の切り口は異なります）、個人的には「～60章」「～67章」をそれぞれ、ガイドブックの前篇・後篇と考え、アメリカ社会について調べるときは２冊とも活用しています。同時多発テロ以降のアメリカ社会の変化に焦点をあてた続編を期待しています。